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こんにちはキャリーライフ中川です。

認知症保険・医療保険・代理請求で家族が困らないために

認知症と保険の関係は、まだ知られていないことが多いと思います。

保険に入っている。
毎月保険料を払っている。
入院や介護になれば給付金が出る。
認知症保険もあるから安心。

実際に必要な時に使えないことがあります。

理由は、本人が請求できない状態になることがあるからです。

認知症になると、契約内容を理解すること、

請求書を書くこと、保険会社とやり取りすることが

難しくなる場合があります。

家族が代わりに請求すればよい。

そう思いやすいところです。

保険は契約です。
誰が請求できるのか。
誰が受取人なのか。
代理請求の設定はあるのか。
保険証券はどこにあるのか。

【目次】
1- 認知症とは
2- 認知症保険は何に備えるものか
3- 保険に入っていても請求できないケース
4- 元気なうちに確認したい保険の準備

認知症とは、脳の働きの変化によって認知機能が低下し、

日常生活や社会生活に支障が出ている状態です。

単なる物忘れとは違います。

約束を忘れる。
同じ話を何度もする。
通帳や保険証券の場所が分からない。
説明を聞いても理解できない。
契約内容を判断できない。
書類の手続きが難しくなる。

暮らしの中で、判断や手続きに関わる力が落ちていきます。

厚生労働省の認知症施策推進基本計画では、

2022年の認知症高齢者数は約443万人

軽度認知障害であるMCIの高齢者数は約559万人

認知症とMCIを合わせると、1,000万人を超える規模

認知症は、特別な家庭だけの話ではありません。

親の医療。
介護。
保険。
お金。
家族の立て替え。

多くの家庭に関係する可能性があります。

最近は、認知症に備える保険も増えています。

認知症と診断された時。
所定の介護状態になった時。
一定の認知機能低下が認められた時。

商品によって、一時金や年金型の給付を受けられるものがあります。

「認知症保険に入っているから大丈夫!?」

大切なのは、給付条件です。

どの状態になれば出るのか。
診断だけで出るのか。
要介護認定が必要なのか。
一時金なのか、年金型なのか。
何に使う目的なのか。
誰が請求するのか。

認知症保険は、不安だから入るものではありません。

介護費用に備えるのか。
家族の立て替えを減らすのか。
施設入居時の初期費用に備えるのか。
医療保険や介護保険で足りない部分を補うのか。

目的を決めて見る必要があります。

保険は、加入することが目的ではありません。

認知症になった時、必要なお金を

家族が使える形にしておくことが目的です。

父が医療保険に入っていたケースです。

入院すれば給付金が出る契約でした。

介護状態になった時の給付もあると思っていました。

父が認知症になり、自分で請求できなくなりました。

家族が保険会社に連絡します。

契約内容を確認したい。
給付金を請求したい。
保険証券を探したい。

ここで止まることがあります。

本人確認が必要になる。
家族に契約内容を詳しく伝えられない場合がある。
本人が請求書を書けない。
意思表示ができない。
指定代理請求人が設定されていない。
保険証券の場所が分からない。

保険料は払っていた。
給付金の対象かもしれない。
必要な時に請求できない。

これは重い問題です。

生命保険文化センターは、判断能力の低下などで

本人が意思を伝えられない場合に備える制度として、

指定代理請求制度や保険契約者代理制度を説明しています。

指定代理請求制度は、被保険者本人が認知症で

意思表示できないなどの事情がある場合に、

あらかじめ指定された代理人が

保険金・給付金を請求できる制度です。

指定代理請求できる給付金は、

保険会社や契約内容によって異なります。

入院給付金。
手術給付金。
高度障害保険金。
介護保険金。
介護年金。
認知症に関する給付金。

対象になるもの、ならないものがあります。

保険に入っているだけでは足りません。

誰が請求できるのか。

本人が請求できない時に動ける人は決まっているのか。

ここまで確認しておく必要があります。

認知症になってからでは、変更や確認が難しくなることがあります。

元気なうちに見たいのは、保険の種類だけではありません。

保険証券の場所。
保険会社名。
証券番号。
契約者。
被保険者。
死亡保険金の受取人。
医療給付金の請求者。
指定代理請求人。
契約者代理人。
家族登録制度の有無。
認知症や介護に関する給付の有無。

古い保険ほど、今の家族構成と合っていないことがあります。

受取人が亡くなった配偶者のまま。
離婚前の家族構成のまま。
子どもの一人だけが受取人。
代理請求の設定がない。
保険証券の場所を誰も知らない。

保険は、内容が見えないと家族が動けません。

最初から細かい金額を聞く必要はありません。

まずは、場所の確認で十分です。

次に、代理請求の確認です。

「もし自分で請求できなくなった時、誰が手続きできるのか」

この確認は、親を疑う話ではありません。

親のために保険を使えるようにする話です。

認知症と保険で大切なのは、加入しているかどうかだけではありません。

必要な時に請求できるか。
代理人が設定されているか。
家族が保険証券を見つけられるか。
認知症や介護の給付条件を理解しているか。

ここが重要です。

認知症保険は、家族の不安を減らす選択肢の一つです。

医療保険や生命保険も、代理請求の設定があれば、認知症時の備えになります。

保険は、入って終わりではありません。

使える形に整えておくこと。

親が元気なうちに、家族で確認しておきたい大切な準備です。

つづく