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こんにちはキャリーライフ中川です。

相続税・認知症・口座凍結に備える受取人の考え方

相続では、預貯金や不動産に目が向きやすくなります。

通帳にいくらあるのか。
実家の名義は誰か。
土地の評価はいくらか。
相続税はかかるのか。

大切な確認です。

同じくらい見ておきたいものがあります。

生命保険です。

生命保険は、亡くなった後に家族へお金を届ける仕組みです。

受取人を指定できます。
一定の非課税枠があります。
家族が比較的早く請求できるお金になります。
葬儀費用や当面の生活費に使える場合があります。
実家や土地を引き継ぐ家族の支えにもなります。

預貯金は、相続手続きが必要になることがあります。

親の口座が凍結され、すぐに使えない場面もあります。

生命保険金は、受取人が請求するお金です。

家族に現金を届ける方法として、相続準備の中で見ておきたい制度です。

認知症への備えとしても確認したい点があります。

受取人は誰になっているのか。
保険証券はどこにあるのか。
指定代理請求人は設定されているのか。
契約者代理制度は使えるのか。
今の家族構成に合っているのか。

生命保険は、入っていれば安心というものではありません。

正しい形でかけているか。

【目次】
1- 生命保険は家族に現金を届ける仕組み
2- 受取人を間違えると想いが届かない
3- 認知症に備えるなら代理請求も確認する
4- 実家や土地がある家庭ほど保険を見直す

相続が始まると、家族にはすぐお金が必要になることがあります。

葬儀費用。
法要の費用。
実家の片付け費用。
空き家の管理費。
固定資産税。
当面の生活費。
相続税の納税資金。

預貯金があっても、すぐに使えないことがあります。

金融機関が死亡を把握すると、

口座の取引が制限される場合があります。

相続人の確認。
戸籍の収集。
遺産分割協議。
書類の提出。

手続きに時間がかかります。

生命保険金は、契約で決められた受取人が請求します。

受取人が分かっていれば、家族が使えるお金になりやすい面があります。

この違いは大きいです。

相続税の面でも、生命保険には非課税枠があります。

受取人が相続人の場合、

500万円×法定相続人の数まで、

一定の範囲で相続税がかからない部分になります。

法定相続人が3人なら1,500万円です。

生命保険は、税金を減らすためだけのものではありません。

家族へ必要なお金を届ける仕組みです。

生命保険で一番大切なのは、受取人です。

誰にお金を届けたいのか。

ここが契約に反映されていないと、思った形になりません。

受取人が昔のまま。
亡くなった配偶者のまま。
子どもの一人だけになっている。
離婚前の家族構成のまま。
保険証券がどこにあるか分からない。
親も内容を覚えていない。

よくある確認不足です。

生命保険は、契約内容で税金の扱いも変わります。

契約者。
被保険者。
保険料を払った人。
受取人。

この組み合わせで、相続税、所得税、贈与税の扱いが変わる場合があります。

亡くなった人が保険料を負担し、死亡保険金を相続人が受け取る場合は、

相続税の対象になることがあります。

受取人が相続人なら、生命保険金の非課税枠を使える可能性があります。

相続人以外が受け取る場合、この非課税枠は使えません。

受取人を誰にするかは、家族へのお金の渡し方そのものです。

「入っているから大丈夫」では足りません。

誰に届く契約なのか。

今の家族状況に合っているのか。

ここを確認することが大切です。

生命保険は、認知症への備えとしても確認したい制度があります。

ただし、死亡保険金だけを見ていると不十分です。

認知症になった時に困るのは、本人が手続きできなくなることです。

入院給付金。
手術給付金。
介護保険金。
高度障害保険金。
認知症や介護に関する給付金。

本人が請求できない場合、

家族が代わりに請求できる仕組みが必要になります。

代表的なものが、指定代理請求制度です。

被保険者本人が認知症などで意思表示できない場合、

あらかじめ指定された代理人が、

本人に代わって保険金や給付金を請求できる制度です。

保険会社や商品によって対象になる給付金は異なります。

契約者代理制度を用意している保険会社もあります。

契約者が意思表示できない場合、

あらかじめ指定された代理人が、

住所変更や解約などの所定の手続きを行える制度です。

認知症対策として生命保険を見るなら、次の確認が必要です。

指定代理請求人は設定されているか。
契約者代理人は設定できるか。
介護や認知症に関する給付があるか。
家族が保険会社を把握しているか。
保険証券の場所が分かるか。

認知症になってからでは、

契約変更や受取人変更が難しくなることがあります。

元気なうちに整える意味があります。

実家や土地がある家庭では、生命保険の役割が大きくなります。

不動産は、すぐに現金化できません。

実家を相続する人は、家を受け取るだけではありません。

固定資産税。
火災保険。
草刈り。
近隣対応。
修繕。
片付け。
解体費用。
売却までの維持費。

現金が必要になります。

兄弟姉妹で相続する場合、実家を引き継ぐ人と、

現金を受け取る人のバランスも考える必要があります。

実家を長男が引き継ぐ。
他の兄弟姉妹には生命保険金を残す。
納税資金として保険金を使う。
葬儀費用や片付け費用に備える。

生命保険は、家族の不公平感を完全になくすものではありません。

お金の渡し方を設計する材料になります。

親が元気なうちに確認したいことがあります。

保険証券の場所。
受取人。
保険金額。
契約者。
被保険者。
保険料負担者。
指定代理請求人。
保険会社の連絡先。

細かい財産額を聞き出す必要はありません。

家族が必要な時に、必要なお金を受け取れるようにするためです。