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こんにちはキャリーライフ中川です。

「最近、大雨が多くなった気がする」そう感じている方も多いのではないでしょうか。

以前は「雨の多い日」という感覚だったものが、最近は短時間で一気に降る強い雨や、道路が急に冠水するような大雨を目にする機会が増えています。

実際、気象庁の観測でも、強い雨の発生回数には長期的な増加傾向が確認されています。

今回は、なぜ最近大雨が増えているように感じるのか、短時間の豪雨が増えている背景と、住まいを守るために知っておきたいポイントを考えます。

目次

1.最近、大雨は本当に増えている?
2.なぜ短時間に強い雨が降るようになったのか
3.川から離れていても安心とは限らない
4.これからは「雨量」と「場所」を意識する
5.まとめ|大雨は「降ってから」ではなく「降る前」に備える

「昔より大雨が増えた」と感じるのは、単なる印象だけではありません。気象庁によると、1時間に80ミリ以上となる「猛烈な雨」の年間発生回数は増加傾向にあります。最近10年間の平均年間発生回数は、統計を取り始めた1970年代後半から1980年代前半と比べて、およそ1.8倍に増えています。さらに、1時間に100ミリ以上という非常に強い雨についても、最近10年間では統計期間初期と比べて約2倍の発生回数になっています。(気象庁データ)

日本では「雨が降る日が単純に増えた」というよりも、一度に降る雨が強くなる傾向が見られています。短い時間で大量の雨が降ると、川の増水だけでなく、道路の冠水や住宅地への浸水など、これまで想定していなかった場所でも被害が起こりやすくなります。

大雨が増えている背景の一つとして、気候変動による気温の上昇が挙げられます。空気は、気温が高いほど多くの水蒸気を含むことができます。そのため、大気中の水蒸気量が増えると、条件がそろったときに強い雨につながりやすくなります。

気象庁も、日本では大雨の頻度や強度が増加する傾向があり、地球温暖化がすでにその変化に影響を与えているとしています。もちろん、すべての大雨を地球温暖化だけで説明できるわけではありません。前線の位置や台風、湿った空気の流れ込みなど、さまざまな気象条件が重なることで大雨は発生します。ただ、「短時間に強く降る雨が珍しくなくなってきた」という変化は、住まいを考えるうえでも無視できないものになっています。

大雨による浸水と聞くと、「うちは川から離れているから大丈夫」と思う方もいるかもしれません。大雨による被害は川があふれることだけではありません。

短時間に大量の雨が降ると、排水溝や下水道で雨水を処理しきれなくなることがあります。

その結果、道路や住宅地に水がたまる「内水氾濫」が起こります。国土交通省では、都市部では大雨によって下水道などの排水能力を超えることで、道路や住宅地が浸水するリスクがあるとしています。

つまり、川から遠い高い堤防があるこれまで浸水したことがないという理由だけで安心することはできません。

自宅周辺の地形や道路の高さ、排水環境なども、大雨への備えでは重要になります。

天気予報で「大雨」と聞いたとき、雨が降るかどうかだけを見るのではなく、どのくらいの強さで、どこに降るのかを見ることが大切です。

気象庁では、1時間に30ミリ以上50ミリ未満を「激しい雨」
50ミリ以上80ミリ未満を「非常に激しい雨」
80ミリ以上を「猛烈な雨」としています。(気象庁)

1時間に50ミリを超える雨になると、滝のように降り、車の運転も危険になるほどの降り方になります。大雨が予想されるときには、自宅周辺のハザードマップを確認する
側溝や排水口の周辺を確認する屋外にある物が流されないようにする

低い場所に置いている物を移動する
最新の気象情報を確認する

といった準備を、雨が強くなる前に行うことが重要です。

特に高齢の親が住む実家や、遠方にある実家では、本人だけでは十分な準備ができない場合もあります。大雨が予想されるたびに心配するのではなく、普段から「この家はどこに注意が必要なのか」を確認しておくことも、これからの住まい管理の一つだと思います。

最近、大雨が多いと感じる背景には、実際に強い雨の発生回数が増えているという変化があります。特に注意したいのは、長時間降り続く雨だけではなく、短時間に一気に降る大雨です。こうした雨では、川の近くだけでなく、道路や住宅地でも浸水が起こる可能性があります。

これからは、「雨が降るかどうか」だけではなく、「どのくらい降るのか」「自宅周辺で何が起こる可能性があるのか」まで考えることが大切です。

住まいの防災も、何かが起きてから考えるのではなく、まだ何も起きていないうちに確認しておく。それが、大雨が珍しくなくなってきた時代の住まいの備えではないでしょうか。

つづく