こんにちはキャリーライフ中川です。
親の土地・実家の土地を相続前に確認しておく理由
親の土地や実家の土地について、名義を確認したことはありますか。
父の土地だと思っていた。
母の土地だと思っていた。
家族の土地だと思っていた。
登記を確認すると、祖父母の名義のままだった。
昔の相続登記が終わっていなかった。
兄弟姉妹との共有になっていた。
土地の相続では、こうしたことがあります。
家族の中では「うちの土地」と思っていても、
登記上の名義が違うことがあります。
以前は、相続登記をしないまま放置される土地もありました。
今は、相続登記が義務化されています。

【目次】
1- 相続登記の義務化とは
2- 名義を放置すると次の世代が困る
3- 売る・貸す・手放す時にも名義が必要になる
4- 親が元気なうちに確認したいこと
1- 相続登記の義務化とは
相続登記とは、不動産を相続した時に、
土地や建物の名義を亡くなった人から相続人へ変更する手続きです。
これまでは、相続登記をしないままになっている
土地も少なくありませんでした。
理由として、
すぐに売る予定がない。
家族で使っているから困らない。
手続きが面倒。
費用がかかる。
相続人同士で話がまとまっていない。
そもそも名義がどうなっているか知らない。
こうして名義が古いまま残る土地が増えてきました。
結果、誰が所有者なのか分からない土地が増え、
所有者不明土地の問題につながっています。
対策として、相続登記が義務化されました。
不動産を相続したことを知った日から、
原則3年以内に相続登記をする必要があります。
正当な理由なく申請しない場合、
過料の対象になる可能性もあります。
2- 名義を放置すると次の世代が困る
相続登記をしないまま時間が経つと、
次の世代が困りやすくなります。
最初は、相続人が数人だったかもしれません。
その相続人が亡くなると、さらに次の相続が発生します。
兄弟姉妹。
甥や姪。
いとこ。
会ったことの少ない親族。
連絡先が分からない人。
関係者が増えるほど、手続きは難しくなります。
土地を売りたい。
でも、相続人全員の同意が取れない。
名義を変えたい。
でも、必要な戸籍や書類が多い。
誰が相続人なのか調べたい。
でも、何代も前の相続から確認しないといけない。
こうなると、土地そのものに価値があっても、
簡単には動かせません。
名義の放置は、今すぐ困らなくても、
次の世代に重く残ることがあります。
相続登記は、単なる事務手続きではありません。
次の世代が困らないように、
土地の持ち主をはっきりさせる作業です。
3- 売る・貸す・手放す時にも名義が必要になる
土地を動かす時には、名義が重要になります。
売る。
貸す。
建物を建てる。
解体する。
担保に入れる。
寄附を考える。
国に引き取ってもらう制度を検討する。
まず確認されるのは、誰が所有者なのかです。
登記上の名義が亡くなった人のままでは、
売却や手続きが進みにくくなります。
買いたい人がいても、名義が整理されていなければ売れません。
家族の中で話がまとまっていても、
登記上の所有者が整理されていなければ、手続きで止まります。
特に注意したいのが、共有名義です。
兄弟姉妹で共有している。
親族で共有している。
相続のたびに共有者が増えている。
共有名義そのものが悪いわけではありません。
でも、売却や管理では話し合いが必要になります。
一人は売りたい。
一人は残したい。
一人は関わりたくない。
一人とは連絡が取りにくい。
この状態になると、土地の話は進みにくくなります。
土地を売れるかどうかは、場所や価格だけで決まりません。
名義が整理されているか。
相続人の話がまとまっているか。
共有者の同意が取れるか。
ここも大きなポイントです。
4- 親が元気なうちに確認したいこと
相続登記の義務化を考えると、
親が元気なうちに確認しておきたいことがあります。
どこに土地があるのか。
登記上の名義は誰なのか。
固定資産税の通知は誰に届いているのか。
祖父母名義のままの土地はないか。
共有名義になっている土地はないか。
相続登記が終わっている土地なのか。
将来、誰が引き継ぐ予定なのか。
売る可能性がある土地なのか。
残したい土地なのか。
これは、親に相続の話を急がせるためではありません。
土地の現状を見えるようにするためです。
親世代にとって、土地は簡単に割り切れないものです。
代々の土地。
実家の土地。
守ってきた土地。
思い入れのある土地。
そういう気持ちもあります。
だから、いきなり
「売るのか、残すのか」
と聞く必要はありません。
まずは、名義を確認するところからで十分です。
登記を見てみる。
固定資産税の通知を確認する。
土地の一覧を作る。
家族で情報を共有する。
これだけでも、相続後の困りごとは減らせます。
土地の場所、名義、固定資産税、共有者の有無を確認しておく。
それが、相続した土地で家族が困らないための大切な準備になります。
土地の問題は、相続してから始まるとは限りません。
名義を確認するところから、すでに相続の準備は始まっています。
つづく