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こんにちはキャリーライフ中川です。

実家・土地・預貯金を家族で分ける時の基本

相続人が分かった。
財産も少し見えてきた。
相続税がかかるかどうかも確認した。

次に出てくるのが、遺産分割協議です。

遺産分割協議とは、

相続人全員で遺産の分け方を決める話し合いです。

誰が実家を引き継ぐのか。
土地を売るのか、残すのか。
預貯金をどう分けるのか。
借入金や未払い金をどう確認するのか。
親が大切にしていた物をどう扱うのか。

相続は、書類だけで進む話ではありません。

家族の考え。
親への想い。
実家への思い入れ。
管理できる人。
遠方に住む人の負担。

いろいろな現実が重なります。

遺産分割協議は、財産を分ける話し合いであり、

家族のこれからを整理する時間でもあります。

【目次】
1- 遺産分割協議は相続人全員で行う
2- 法定相続分どおりに分けるとは限らない
3- 実家や土地があると話し合いが難しくなる
4- 決まった内容は書面に残す

遺産分割協議は、相続人全員で行います。

一部の人だけで決めることはできません。

長男が代表して決める。
近くに住む子どもだけで進める。
親の世話をしていた人だけで判断する。

気持ちは分かります。

相続では、相続人全員の確認が必要です。

配偶者。
子ども。
子どもが亡くなっている場合の孫。
子どもがいない場合の親。
親もいない場合の兄弟姉妹。
場合によっては甥や姪。

家族が思っている範囲と、

法律上の相続人が違うこともあります。

戸籍を集めて、誰が相続人なのか確認します。

連絡を取っていない兄弟姉妹。
遠方に住む親族。
前の結婚で生まれた子ども。
代襲相続で相続人になる孫や甥姪。

相続が始まってから初めて分かることもあります。

遺産分割協議を進める前に、相続人を確定する。

ここが最初の土台になります。

法定相続分は、法律で定められた相続割合です。

配偶者と子どもが相続人の場合。
配偶者が2分の1。
子ども全員で2分の1。

配偶者と親が相続人の場合。
配偶者が3分の2。
親が3分の1。

配偶者と兄弟姉妹が相続人の場合。
配偶者が4分の3。
兄弟姉妹が4分の1。

割合を知っておくことは大切です。

相続の目安になります。

実際の分け方は、法定相続分どおりとは限りません。

相続人全員が合意すれば、

家庭の事情に合わせた分け方もできます。

実家を長男が引き継ぐ。
預貯金を他の兄弟姉妹で分ける。
土地を売却して代金を分ける。
親の介護をしていた人へ多めに配分する。
管理が難しい不動産は一人に集約する。

家族ごとに事情があります。

公平に見える分け方と、納得できる分け方は同じとは限りません。

同じ金額で分ける。
管理負担を考えて分ける。
親の意思を尊重して分ける。
実家を残す前提で分ける。
売却を前提に分ける。

何を大切にするかで答えは変わります。

遺産分割協議では、割合だけではなく、

現実の負担も見る必要があります。

預貯金だけなら、分け方は比較的考えやすいかもしれません。

実家や土地があると、話し合いは難しくなります。

実家は一つです。

誰かが住むのか。
売るのか。
貸すのか。
解体するのか。
空き家として管理するのか。

選択肢によって、負担も変わります。

実家を引き継ぐ人は、財産だけを受け取るわけではありません。

固定資産税。
火災保険。
草刈り。
近隣対応。
修繕。
残置物の整理。
将来の売却や解体。

管理の責任も引き受けます。

土地も同じです。

売れる土地ばかりではありません。

境界が分からない土地。
道路に問題がある土地。
山林や農地。
古い建物が残る土地。
遠方で管理しにくい土地。

持っているだけで負担になることもあります。

共有名義にすれば公平に見えるかもしれません。

将来の売却、修繕、解体、管理で話が止まることがあります。

一人は売りたい。
一人は残したい。
一人は費用を出せない。
一人は遠方で動けない。

家族の温度差が見えやすい場面です。

実家や土地がある相続では、誰がもらうかだけでは足りません。

誰が管理できるのか。
費用は誰が負担するのか。
売却する場合の窓口は誰か。
将来の相続まで考えているか。

ここまで話しておく必要があります。

遺産分割協議で分け方が決まったら、内容を書面に残します。

遺産分割協議書です。

誰が、どの財産を取得するのか。
実家の土地建物を誰が相続するのか。
預貯金をどう分けるのか。
売却して分ける財産はあるのか。
負担する費用はあるのか。

合意した内容を明確にします。

口約束だけでは、後で確認が難しくなります。

言った、言わない。
そこまで決めていない。
聞いていた内容と違う。
管理費用の話をしていない。

相続後に困ることがあります。

遺産分割協議書は、

不動産の相続登記や預貯金の手続きで必要になることもあります。

相続人全員の署名や押印が求められます。

印鑑証明書が必要になる場面もあります。

書き方を間違えると、手続きが進みにくくなります。

実家や土地がある場合は、早めに専門家へ相談した方が安心です。

司法書士。
税理士。
弁護士。
不動産の専門家。

相談先は内容によって変わります。

相続は、家族だけで抱え込むほど大変になります。

話し合う前に、必要な資料をそろえる。

相続人を確認する。
財産を一覧にする。
実家や土地の名義を見る。
固定資産税通知書を確認する。
通帳や保険を整理する。

準備があると、協議は進めやすくなります。

相続は、財産を分けるだけではありません。

家族が次に進むために、親の残したものを整理する時間でもあります。

親が元気なうちに、実家や土地のことを少し確認しておく。

財産を聞き出すためではありません。

家族が協議で迷いすぎないようにするためです。

つづく