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こんにちはキャリーライフ中川です。

残暑が続く今、知っておきたい暑さの言葉

8月も後半になると、「もう夏も終わりかな」と思う時期です。近年はお盆を過ぎても35℃を超える日があり、9月になっても厳しい暑さが続くことがあります。

天気予報でも、「真夏日」「猛暑日」「熱帯夜」という言葉に加えて、2026年からは「酷暑日」という言葉が正式に使われるようになりました。40℃を超える気温が毎年のように観測されるようになり、暑さを表す言葉そのものも変わっています。

夏日、真夏日、猛暑日、酷暑日は何度からなのか。「残暑」とはいつまでをいうのか。

暑さが長引く時代だからこそ、まず基本となる言葉から整理してみます。

目次

1.夏日・真夏日・猛暑日・酷暑日は何度から?
2.2026年から「酷暑日」が正式な気象用語に
3.昼だけではない「熱帯夜」と「残暑」
4.これからは「最高気温」だけで暑さを見ない

暑い日を表す言葉は、最高気温によって分けられています。

呼び方気温
夏日最高気温25℃以上
真夏日最高気温30℃以上
猛暑日最高気温35℃以上
酷暑日最高気温40℃以上

例えば、最高気温が34.9℃なら「真夏日」。35.0℃になれば「猛暑日」です。そして40℃以上になると、2026年からは「酷暑日」と呼ばれるようになりました。35℃と聞くだけでも十分暑く感じますが、そのさらに5℃上が40℃です。日なたでは地面や建物が熱せられ、実際に身体が感じる暑さは気温の数字だけでは判断できません。また、全国で猛暑日は明らかに増えています。気象庁の長期間観測が続く13地点のデータでは、最近30年間(1996~2025年)の猛暑日の年間日数は平均約3.2日。統計期間の最初の30年間(1910~1939年)の約0.8日と比べると、約4.2倍になっています。「昔も夏は暑かった」という記憶は間違いではありません。ただ、35℃以上になるような極端な暑さが起きる頻度は、昔と同じではなくなっています。

「酷暑」という言葉自体は、以前からニュースや日常会話で使われていました。「酷暑日」は2026年4月17日に気象庁が正式に定めた新しい名称です。最高気温が40℃以上の日を指します。

なぜ、新しい言葉が必要になったのでしょうか。気象庁はその背景として、近年、夏に顕著な高温となる年が頻発し、40℃を超える気温が毎年のように観測される状況を挙げています。もともと「猛暑日」という名称が気象庁で使われ始めたのは2007年です。それから約20年。今度は、その上の40℃以上を表す言葉が必要になりました。これは単なる言葉の追加ではなく、私たちが経験する夏の暑さそのものが変わってきていることを象徴しているようにも感じます。

これから天気予報で、「明日は酷暑日になる見込みです」と聞く機会も増えるかもしれません。40℃という数字は、少し暑いという範囲ではありません。外出、仕事、運動だけでなく、家の中でどう過ごすかまで考える必要がある暑さです。

夏の暑さを考えるとき、最高気温だけではありません。夜の暑さを表す代表的な言葉が「熱帯夜」です。気象庁では、夕方から翌朝までの最低気温が25℃以上となる夜を熱帯夜と呼んでいます。

昔なら、「昼間は暑くても、夜になれば涼しくなる」という日もありました。夜になっても気温が下がらない日が増えています。気象庁の長期観測では、最近30年間の熱帯夜の日数は、統計期間の初期30年間と比べて約2.1倍に増加しています。昼の最高気温だけではなく、夜にどこまで気温が下がるのかも、夏の暮らしでは重要になっています。

8月後半になるとよく聞くのが「残暑」です。気象庁では、残暑を、立秋(8月8日頃)から秋分(9月23日頃)までの間の暑さとしています。

8月25日の今はまさに残暑の時期です。「残暑」という言葉には少し秋らしさを感じますが、実際には猛暑日になることもあります。カレンダーの上では秋へ向かっていても、身体や住まいにとっては、まだ夏の暑さへの備えが必要な時期です。

天気予報を見ると、「明日の最高気温は36℃です」という数字に目が向きます。

もちろん大切な情報ですが、実際の暑さは最高気温だけでは決まりません。

例えば、

  • 夜になっても気温が下がらない
  • 湿度が高い
  • 強い日差しが続く
  • 風が弱い
  • 猛暑日が何日も続く

といった条件が重なると、生活への負担も大きくなります。

特に住まいでは、外気温が下がり始めても、昼間に屋根や外壁へ蓄えられた熱によって室内が暑いままになることがあります。2階だけが夜まで暑い。西日の入る部屋がなかなか冷えない。エアコンを切ると、すぐ室温が上がる。古い住宅では、こうした経験をしている方もいると思います。逆に現在の住宅では、断熱性能の向上や窓性能、日射を遮る設計など、外の暑さをできるだけ室内へ入れないという考え方が以前より重要になっています。

これからの暑さ対策は、「暑くなったらエアコンをつける」だけではなく、そもそも家を暑くしにくくするという住まい側の対策も考える時代になっています。

暑さを表す言葉を整理すると、夏日25℃。真夏日30℃。猛暑日35℃。そして2026年から正式に加わった酷暑日40℃。数字で見ると、暑さが段階的に分けられていることが分かります。さらに夜には熱帯夜があり、立秋を過ぎた今の暑さは残暑と呼ばれます。

注目したいのは、「酷暑日」という新しい言葉ができたことだけではありません。猛暑日の日数は長期的に増え、夜も気温が下がりにくくなっています。

昼の暑さが厳しく、夜も暑く、その期間も長い夏と付き合う必要が出てきています。

「お盆を過ぎたから、もう大丈夫」「昔から夏は暑かったから」だけでは判断しにくくなりました。まず、今の暑さがどの程度なのかを知る。そして、日中だけでなく夜間も含めて考える。そのうえで、身体をどう守るか、家をどう暑さに強くしていくかを考える必要があります。暑さを表す言葉が変わっている今。私たちの暮らし方や、住宅の暑さ対策も、今の気候に合わせて見直す時期に来ているのかもしれません。

つづく。