こんにちはキャリーライフ中川です。
最近、ニュースや天気予報で「酷暑」という言葉を耳にする機会が増えました。
では、酷暑日は何度からなのでしょうか。気象庁は2026年4月、1日の最高気温が40℃以上の日を「酷暑日」と正式に定めました。これまで使われてきた「猛暑日」は最高気温35℃以上です。
猛暑日=35℃以上
酷暑日=40℃以上
40℃という暑さが現実に起こる時代になった今、気温の呼び方だけではなく、住宅の中でどう安全に暮らすかも考える必要があります。
今回は、猛暑日と酷暑日の違いから、高齢者や親の住まいで注意したいことまで整理します。

目次
1.酷暑日は何度から?猛暑日との違い
2.なぜ「酷暑日」という名称ができたのか
3.危険なのは屋外だけではない
4.高齢の親が暮らす家で確認したいこと
5.まとめ|40℃時代は住まいの暑さ対策も考える
1.酷暑日は何度から?猛暑日との違い
気温によって、気象庁ではいくつかの呼び方が決められています。
分かりやすく整理すると、
| 呼び方 | 気温の基準 |
| 夏日 | 最高気温25℃以上 |
| 真夏日 | 最高気温30℃以上 |
| 猛暑日 | 最高気温35℃以上 |
| 酷暑日 | 最高気温40℃以上 |
となります。
特に覚えておきたいのは、
35℃以上=猛暑日
40℃以上=酷暑日
という違いです。
2026年9月現在、酷暑日は新しく加わった正式な名称です。気象庁では2026年4月17日に、最高気温40℃以上の日について「酷暑日」という名称を使用すると発表しました。これまで「酷暑」という言葉は一般的な表現として使われることがありましたが、現在は気象庁も40℃以上の日を示す名称として使用しています。
2.なぜ「酷暑日」という名称ができたのか
これまで最高気温35℃以上の日は「猛暑日」と呼ばれていました。しかし近年、40℃を超える気温が観測される機会が増えています。気象庁は、夏に顕著な高温を記録する年が頻発し、40℃を超える気温が毎年のように観測される状況を踏まえ、新しい名称を検討しました。その結果、アンケートや有識者の意見を踏まえて「酷暑日」と決定しています。
「猛暑日よりさらに暑い日を分かりやすく伝える必要が出てきた」ということです。
35℃でも十分に危険な暑さです。それが40℃になると、私たちがこれまで経験してきた「暑い夏」とは少し違う前提で暮らしを考える必要があります。注意したいのが、天気予報の最高気温と、実際に私たちが過ごす場所の暑さは同じではないということです。
直射日光が当たる場所。
アスファルトに囲まれた場所。
風通しの悪い住宅。
日射を受け続ける2階の部屋。
こうした場所では、体に感じる暑さや室内環境が厳しくなることがあります。
3.危険なのは屋外だけではない
猛暑や酷暑と聞くと、「外出しなければ大丈夫」と思うかもしれません。熱中症は屋外だけで起きるわけではありません。
特に注意したいのが、高齢者の室内での熱中症です。環境省も、高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくくなることなどから、本人が気づかないまま熱中症になる危険があるとしています。エアコンがあっても、適切に使われていないことが課題になる場合があります。
そのため、「家の中にいるから安心」とは限りません。
環境省も熱中症警戒アラート発表時には、屋内でエアコンなどを適切に使用し、涼しい環境で過ごすことを呼びかけています。また、高齢者などについては、周囲の人による見守りや声かけも重要としています。
特に古い戸建て住宅では、西日が強く入る。2階に熱がこもる。から大量の日射が入る。
断熱性能が十分ではない。使っていない部屋のエアコンが古い。といったことがあります。
同じ外気温でも、家によって室内の暑さは違うという視点が必要です。
4.高齢の親が暮らす家で確認したいこと
酷暑日が増えてくると、高齢の親が暮らす実家についても確認しておきたいことがあります。まず、エアコンは正常に動くか。設置されていても、古くなっていたり、故障していたりすることがあります。
次に、親は実際にエアコンを使っているか。
「電気代がもったいない」「エアコンの風が苦手」「まだこれくらいなら大丈夫」と使用を控える人もいます。
環境省も、危険な暑さの際には高齢者などが屋内でエアコン等を適切に使用できているか、周囲の人が確認することを呼びかけています。
そして住宅そのものも確認します。
例えば、
日差しの強い窓はどこか。
寝室は暑くなりすぎないか。
2階で寝ていないか。
風通しはどうか。
エアコンのない部屋で長時間過ごしていないか。
こうしたことです。
必要に応じて、
カーテンやすだれなどで日射を遮る。
窓の断熱性を改善する。
エアコンを更新する。
生活する部屋を変える。
といった住宅側の工夫も考えられます。
大切なのは、単に「水分を取ってね」と伝えるだけではなく、親が暮らしている家そのものが、今の暑さに対応できているのかを見ることです。
これは、キャリーライフが考える「住まいのカイゼン」にもつながります。
高齢になると、耐震。段差。寒さ。暑さ。買い物や移動。さまざまな問題が少しずつ暮らしに影響してきます。
酷暑も、これからの親の住まいを考える一つのきっかけになります。
5.まとめ|40℃時代は住まいの暑さ対策も考える
もう一度整理すると、
夏日=25℃以上
真夏日=30℃以上
猛暑日=35℃以上
酷暑日=40℃以上
そして2026年から、最高気温40℃以上の日には「酷暑日」という名称が正式に使われるようになりました。
40℃という気温は、「今日は特別に暑い」だけで終わらせる話ではなくなりつつあります。
特に高齢者が暮らす住宅では、エアコンを使えているか。室内が暑くなりすぎていないか。
寝室は安全か。窓からの日射は強くないか。住宅自体の断熱や暑さ対策は十分か。一度確認してみることが大切です。
そして、離れて暮らす親がいる場合には、今日、エアコンつけている?」という一言が、大切な確認になることもあります。
40℃を超える酷暑日がある時代。私たちの住まいも、「昔はこれで大丈夫だった」ではなく、今の気候に合わせて少しずつ見直していく必要があります。
暑さ対策も、まだ困っていないうちに考えておきたい「住まいの備え」の一つです。
つづく。