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こんにちはキャリーライフ中川です。

遺言は、手書きで作るもの。

そう思っている人は多いと思います。

自筆証書遺言は、本人が自分で書く方式です。

手軽に作れる反面、負担もあります。

長い文章を書くのが大変。
書き間違いが心配。
形式に不安がある。
保管場所に迷う。


家族が遺言の存在に気づかない可能性がある。

「デジタル遺言」は、この負担を軽くする新しい仕組みです。

パソコンやスマートフォンで作成した遺言を、

法務局で保管する方式として報じられています。

遺言の入口が、少し広がるかもしれません。

【目次】
1- 手書きの負担が減る
2- 法務局で保管される安心感
3- 家族が遺言に気づきやすくなる
4- 便利になっても中身は本人が考える

遺言を書く時、最初の壁になりやすいのが手書きです。

字を書くのが苦手。
長い文章を書く体力がない。
手が震える。
訂正の仕方が分からない。
書き方を間違えそうで不安。

遺言を書こうと思っても、手が止まる理由になります。

自筆証書遺言は、自分で作れる遺言です。

費用を抑えやすい。
自宅で作れる。
思い立った時に始められる。

良い面があります。

反面、形式の決まりがあります。

日付。
氏名。
押印。
本文の書き方。
訂正方法。
財産の書き方。

不安を感じる人もいます。

デジタル遺言では、パソコンやスマートフォンで

作成できる方式が想定されています。

手書きが負担だった人には、大きな変化です。

文章を直しやすい。
読みやすい文字で残せる。
家族や専門家に相談する前の下書きもしやすい。

遺言を考える入口が、少し下がります。

遺言は、作った後の保管も大切です。

せっかく書いても、見つからなければ意味が薄れます。

家の引き出しに入れたまま。
仏壇の近くに置いたまま。
金庫に入れたまま。
家族が場所を知らないまま。

亡くなった後、家族が遺言を見つけられないことがあります。

保管場所が分かっていても、不安は残ります。

紛失しないか。
書き換えられないか。
破損しないか。
本当に本人が書いたものか。

デジタル遺言では、法務局で保管する仕組みが予定されています。

自宅で保管するより、家族が見つけやすくなります。
紛失や改ざんの不安も減ります。
相続手続きを進める時の確認もしやすくなります。

遺言は、書くだけでは終わりません。

必要な時に、家族が確認できることが大切です。

保管の安心感は、家族への安心にもつながります。

遺言があっても、家族が存在を知らなければ使えません。

親は書いていた。
でも、子どもは知らなかった。
どこにあるか分からなかった。
相続手続きが終わった後に見つかった。

これでは、本人の意思が生かされにくくなります。

デジタル遺言では、遺言者が指定した人へ

遺言の存在を知らせる仕組みも報じられています。

家族が遺言の存在に気づきやすくなる点は大きいです。

相続で困るのは、財産の分け方だけではありません。

親が何を考えていたのか。
実家をどうしたかったのか。
土地を誰に相談してほしかったのか。
保険や預貯金を誰が確認するのか。

本人の意思が分からないことも、家族の負担になります。

遺言の存在が分かれば、家族は確認できます。

最初から完全に迷いがなくなるわけではありません。

話し合いの土台はできます。

デジタル遺言で作り方が便利になっても、

遺言の中身は自分で考える必要があります。

実家を誰に引き継いでほしいのか。
土地を売る方向で考えてほしいのか。
預貯金をどう分けたいのか。
保険のことを誰に伝えたいのか。
大切にしてきた物をどうしてほしいのか。

形式が整っても、意思が整理されていなければ書けません。

家や土地は特に難しいです。

預金のように、数字で分けにくいからです。

誰かが住むのか。
売却するのか。
管理するのか。
共有にするのか。
解体まで考えるのか。

本人の考えが残っていないと、家族が悩みます。

デジタル遺言は、書く負担を減らす制度です。

家族への想いを代わりに考えてくれるものではありません。

まず必要なのは、自分の考えを整理することです。

財産の一覧を作る。
実家や土地の名義を確認する。
通帳や保険の場所をまとめる。
家族へ伝えたいことを書き出す。
専門家に相談する内容を決める。

この準備が、遺言の中身につながります。

デジタル遺言は、遺言を身近にするきっかけです。

家族が困らない準備は、制度が始まってから考えるものではありません。

元気なうちに、自分や親の考えを少しずつ整理しておく。

その一歩が、家族への大きな安心につながります。

つづく