こんにちはキャリーライフ中川です。
実家に帰ると、昔からある物がそのまま置いてあることがあります。
古い食器棚。
いつもの湯のみ。
親が座る椅子。
台所の鍋。
庭仕事の道具。
仏壇まわりの小物。
何年も使っているカレンダー。
普段は、特別な物だとは思いません。
でも、あとから思い出すのは、
そういう何でもない物だったりします。
高価な物ではなくても、
きれいな物ではなくても、
家族にとっては、その家らしさを感じる物があります。
実家の想い出は、家そのものだけでなく、
そこに置かれている物にも残っています。

【目次】
1- 実家には「その家らしい物」がある
2- 親が使っている物に暮らしが出る
3- 残す物と、写真に残す物を分ける
4- 物から親の話を聞いてみる
1- 実家には「その家らしい物」がある
実家には、なぜかずっとある物があります。
いつからあるのか分からない時計。
昔から使っている座布団。
お客さん用の湯のみ。
親が大事にしている置物。
台所の古い調味料入れ。
玄関に置かれた小さな飾り。
仏壇の横にある写真立て。
片付け目線で見ると「古い物」に見えるかもしれません。
でも、家族の目線で見ると、そこにはその家らしさがあります。
「あの時計、まだあるんだ」
「この食器、昔から使ってるね」
「この座布団、親戚が来た時に出してたね」
そんなふうに、物を見るだけで思い出すことがあります。
実家の想い出は、特別な記念品だけではありません。
普段使いの物。
何となく置かれている物。
親が当たり前に使っている物。
そういう物の中に、家族の時間が残っています。
2- 親が使っている物に暮らしが出る
親が今も使っている物を見ると、
今の暮らしが見えてくることがあります。
毎日使っている湯のみ。
台所の使いやすい位置に置かれた鍋。
薬を入れている箱。
庭仕事の手袋。
新聞を読む時の椅子。
メモが貼られた冷蔵庫。
仏壇に供える花瓶。
そこには、親の日常があります。
どこで過ごしているのか。
何を大切にしているのか。
何が使いやすいのか。
何を続けているのか。
実家の中にある物は、親の今の暮らしを映しています。
物を見ることは、親の暮らしを見ることでもあります。
「これ、まだ使ってるん?」
「この椅子が一番落ち着くん?」
「この湯のみ、ずっと使ってるよね」
「この道具、誰にもらったん?」
そんな何気ない会話から、親の思い出や
大切にしていることが出てくることがあります。
物は、会話のきっかけになります。
3- 残す物と、写真に残す物を分ける
実家にある物を、全部残すことはできません。
家具も、食器も、衣類も、道具も、
全部を持ち帰るのは現実的ではありません。
残す方法は「物として取っておく」だけではありません。
写真に残す。
動画に残す。
親に話を聞く。
誰が使っていた物かメモしておく。
家族で見返せる形にしておく。
こういう残し方もあります。
たとえば、古い食器棚をそのまま持って帰るのは難しくても、
写真に残すことはできます。
親が使っている湯のみを全部保管することはできなくても、
使っている姿を撮ることはできます。
庭の木を持って帰ることはできなくても、
親が手入れしている様子を残すことはできます。
物を残すかどうかを決める前に、まずは
「これは何の記憶につながっている物か」を見てみると良いです。
大切なのは、全部残すことではありません。
あとから家族で思い出せる形を残すことです。
4- 物から親の話を聞いてみる
実家にある物には、親しか知らない話があることがあります。
この食器は誰にもらったのか。
この家具はいつ買ったのか。
この写真はどこで撮ったのか。
この道具は何に使っていたのか。
この庭木は誰が植えたのか。
この掛け軸は誰のものだったのか。
子どもから見ると普通の物でも、
親にとっては思い入れがあることがあります。
聞いてみると、意外な話が出てくることもあります。
「これは結婚した時に買った」
「これはおじいちゃんが使っていた」
「これは昔、近所の人にもらった」
「これは子どもが小さい頃によく使った」
そういう話は、聞かないと分かりません。
そして、聞けるのは親が元気に話せるうちです。
実家の将来をいきなり話すのは難しくても、
物の話なら入りやすいことがあります。
「これ、懐かしいね」
「これ、まだあるんだね」
「これ、誰のだったっけ」
そんな一言から、家族の話が始まることがあります。
まずは、実家にある何でもない物を見てみる。
親に少し聞いてみる。
写真を撮っておく。
それだけでも、家族の想い出を残す小さなきっかけになります。
つづく