こんにちはキャリーライフ中川です。
親の資産について聞くのは、
簡単なことではありません。
お金目当てと思われたくない。
親を不安にさせたくない。
兄弟姉妹に誤解されたくない。
そう考えて、話を先送りしている人も多いと思います。
でも、親の資産を確認することは、
財産をあてにすることではありません。
いざという時に、親の暮らしを守り、
家族が困らないようにするための確認です。

【目次】
1- 聞きにくい理由は自然なこと
2- 資産確認は介護にも関わる
3- 実家の情報は子どもも困りやすい
4- 聞き方はお金から入らない
1- 聞きにくい理由は自然なこと
子どもから親に、
「資産はどれくらいあるの」
とは、なかなか聞けません。
親が気分を悪くするかもしれない。
相続の話だと思われるかもしれない。
兄弟姉妹との関係が悪くなるかもしれない。
そう感じるのは当然です。
ただ、何も確認しないまま親が入院したり、
介護が必要になったりすると、
子どもは急に判断を迫られます。
・介護費用はどうするのか
・施設費用は払えるのか
・実家は誰が管理するのか
・通帳や保険証券はどこにあるのか
その時になって初めて探すのは、とても大変です。
聞きにくい話ほど、元気なうちに
少しだけ触れておくことが大切です。
2- 資産確認は介護にも関わる
親の資産確認は、相続だけの話ではありません。
先に関わってくるのは介護や住まいの費用です。
・在宅介護を続けるのか
・住宅改修が必要なのか
・施設に入る可能性があるのか
・その費用をどこから出すのか
こうした判断には、親の収入や資産状況が関わります。
・年金だけで足りるのか
・預貯金を使うのか
・保険が使えるのか
・実家を売却する可能性はあるのか
何も分からないままだと、子どもが立て替えたり、
兄弟姉妹で揉めたりすることもあります。
資産を聞く目的は、
親のお金を知ることではありません。
親が望む暮らしを、現実的に支えられるかを考えるためです。
3- 実家の情報は子どもも困りやすい
子どもが特に困りやすいのが、実家の情報です。
親が住んでいる間は、
家のことは親が分かっているように見えます。
実際には、名義、権利証、固定資産税、
境界、修繕履歴、火災保険など、
子どもが把握していないことが多くあります。
親が元気なうちは問題になりません。
施設入居や相続が起きた後に、
「この土地の名義は誰」
「家の書類はどこ」
「売れるのか、貸せるのか」
と慌てることになります。
実家は、思い出の場所であると同時に、
大きな資産でもあります。
子ども側も最低限の情報は知っておく必要があります。
家の情報を確認することは、
親を急かすことではありません。
将来の選択肢を減らさないための準備です。
4- 聞き方はお金から入らない
親に資産の話をする時は、聞き方が大切です。
いきなり、
「預金はいくらあるの」
「相続はどうするの」
と聞くと、親は身構えます。
入り口は、お金ではなく暮らしにした方がよいです。
たとえば、
「これからもこの家に住み続けたい?」
「もし入院した時、どこに連絡すればいい?」
「保険や通帳の場所だけ、家族で分かるようにしておかない?」
「実家の書類はどこにある?」
このような聞き方なら、
親も受け止めやすくなります。
大切なのは、親を責めないことです。
「ちゃんとしておいて」ではなく、
「困らないように一緒に確認しておこう」
という姿勢が必要です。
資産確認は、親を管理するためではありません。
親の希望を守るために行うものです。
介護費用。
住まいの維持。
施設入居。
実家の管理。
相続手続き。
これらを家族で慌てずに考えるための準備です。
まずは、書類の場所、家の名義、
保険の有無、相談先、親の希望を確認すること。
親のこれからを、家族で支えるための第一歩です。
つづく