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こんにちはキャリーライフ中川です。

空き家が増えるという話を聞くと、


「国の問題」
「地方の問題」


と思うかもしれません。

実際には一軒一軒の家族の判断が積み重なって、

空き家は増えていきます。

親の家を誰が使うのか。


売るのか、貸すのか、残すのか。


片付けは誰がするのか。


費用は誰が負担するのか。

こうした話をしないまま時間が過ぎると、

家は「住まい」から「問題」へ変わってしまいます。

【目次】
1- 空き家は相続後に始まるとは限らない
2- まず確認したい4つのこと
3- 売る・貸す・残すの前に考えること
4- 家族会議は早いほど軽くなる

空き家というと、

親が亡くなった後の話だと思われがちです。

実際には、その前から始まっているケースも多くあります。

・親が施設に入る
・長期入院になる
・子どもが遠方に住んでいる
・実家に戻る予定がない
・荷物が多くて片付けられない

この段階で家の使い道が決まっていないと、

家は空いたままになります。

総務省の調査でも、

賃貸用や売却用、別荘などを除く

空き家は385万6千戸あります。


いわゆる「使い道がはっきりしにくい空き家」が、

全国で増えているということです。

空き家は、相続が起きた瞬間に

突然生まれるのではありません。

その前の数年間、

家族で話せなかった時間の積み重ねから生まれます。

空き家にしないために、

最初から結論を出す必要はありません。

まずは、確認することです。

1つ目は、家の状態。
雨漏り、シロアリ、設備の故障、耐震性などです。

2つ目は、お金。
固定資産税、火災保険、庭木管理、修繕費、解体費など、

住んでいなくても費用はかかります。

3つ目は、家族の考え。
誰かが住みたいのか。
売ってもよいのか。
思い出として残したいのか。

4つ目は、地域の需要。
売れる地域か、貸せる地域か、

管理し続ける方が現実的か。

この4つを確認するだけでも、

家の見え方は変わります。

「何となく残す」から、

「残すなら何を準備するか」に変わります。

実家の話になると、すぐに


「売るべきか」
「貸せるのか」
「解体した方がいいのか」


という話になりがちです。

もちろん、それも大切です。

その前に考えたいのは、

家族にとってその家がどんな存在かです。

思い出の場所なのか。


将来誰かが戻る可能性があるのか。


親が元気なうちは残したいのか。


管理費をかけてでも維持したいのか。

家は、単なる不動産ではありません。

だからこそ、感情を無視して話を進めると、

家族の中でしこりが残ることがあります。

一方で、気持ちだけで残し続けると、

費用や管理の負担が後から重くなります。

大切なのは、気持ちと現実を分けて整理することです。

残したい気持ち。でも、管理できるかという現実。


この両方を見て判断する必要があります。

家族会議というと、重たい話に感じるかもしれません。

でも、最初から結論を出す必要はありません。

「将来、この家どうする?」
「固定資産税はいくらかかっている?」
「もし施設に入ったら、誰が管理する?」
「荷物は少しずつ整理する?」

この程度の会話で十分です。

親が元気なうちの方が話しやすいこともあります。

相続後は、悲しみ、手続き、片付け、

費用負担が一度に来ます。


その時に初めて話すと、冷静な判断が難しくなります。

5年早く話せば、選択肢は増えます。


10年放置すれば、選択肢は減ります。

空き家対策で大切なのは、

特別な知識よりも、早めの対話です。

空き家を防ぐために、

最初から売却や解体を決める必要はありません。

大切なのは、家族で一度、住まいの未来を話してみることです。

・家の状態
・お金の負担
・家族の気持ち
・地域の需要

この4つを確認するだけで、

実家の見え方は変わります。

空き家問題は、遠い社会問題ではありません。


親の家、自分の家、相続する家の中に、

すでに入り口があります。

家が空いてから考えるのではなく、


家が使われているうちに考える。

それが、これからの空き家予防の第一歩です。

つづく