こんにちはキャリーライフ中川です。
終わらせる話ではなく、次に困らないための準備を
最近、墓じまい、実家じまい、家じまい、仏壇じまい、物じまいなど、
「○○じまい」という言葉を聞く機会が増えました。
一見すると、何かを終わらせる
少し寂しい言葉に聞こえるかもしれません。
でも、本来の○○じまいは、
単に処分することではありません。
親や自分の暮らし、住まい、お墓、持ち物、家族の想いを整理し、
次の世代が困らないように整えることです。

【目次】
1- なぜ○○じまいが増えているのか
2- 墓じまいと実家じまいは似ている
3- 問題は「物」より「決める人」
4- 早めに考えるほど選択肢が残る
1- なぜ○○じまいが増えているのか
○○じまいが増えている背景には、社会の変化があります。
・子どもが実家を離れて暮らす
・親が高齢になる
・お墓が遠方にある
・家を継ぐ人がいない
・相続後に誰が管理するか決まっていない
昔は、家やお墓や仏壇は、
家族の中で自然に引き継がれるものと考えられていました。
今は、家族の住む場所も働き方も変わっています。
親は地元に住み、子どもは都市部や遠方に住む。
この形は珍しくありません。
その結果、家もお墓も仏壇も、
「誰が守るのか」
「誰が管理するのか」
を話し合わないと進まない時代になっています。
○○じまいは、家族の形が変わった時代の整理なのです。
2- 墓じまいと実家じまいは似ている
墓じまいを考える理由として、
「お墓が遠方にある」
「継承者がいない」
「大変だったこと」
などが挙げられていました。
実家じまいにもよく似ています。
・実家が遠方にある
・子どもが戻る予定がない
・親が住まなくなった後、誰が管理するか決まっていない
・片付けや手続きが大変
・費用がどれくらいかかるか分からない
墓じまいも実家じまいも、共通しているのは、
「場所」と「人」と「気持ち」の問題です。
単にお墓を移す、家を売る、
物を片付けるという話ではありません。
家族の記憶や想いがあります。
手続きだけで進めようとすると、
家族の気持ちが追いつかないことがあります。
3- 問題は「物」より「決める人」
○○じまいで本当に難しいのは、
物をどうするかだけではありません。
・誰が決めるのか
・誰が費用を負担するのか
・誰に相談するのか
・親族にどう伝えるのか
・今やるのか、もう少し先にするのか
・ここが決まらないことです
たとえば実家じまいなら、
家の名義、荷物、仏壇、庭、固定資産税、売却、解体などが関係します。
墓じまいなら、
改葬先、役所手続き、親族への説明、費用、供養の考え方が関係します。
どちらも、ひとつの作業で終わる話ではありません。
家族の中で
「なんとなく誰かがやるだろう」
となっているほど、後から負担が大きくなります。
○○じまいは、物の整理である前に、
家族の役割を整理することでもあります。
4- 早めに考えるほど選択肢が残る
○○じまいは、急いで結論を出す必要はありません。
でも、考え始めるのは早い方がよいです。
親が元気なうちなら、
本人の気持ちを聞くことができます。
家が傷む前なら、
売る、貸す、使う、直すなどの選択肢が残ります。
お墓や仏壇も、
親族と時間をかけて話すことができます。
反対に、相続後や空き家になった後に初めて考えると、
手続き、費用、片付け、親族調整が一度に重なります。
5年早く話せば、選択肢は増えます。
10年先送りすれば、選択肢は減るかもしれません。
大切なのは、いきなり終わらせることではありません。
まずは、今どうなっているかを知ることです。
墓じまい。
実家じまい。
家じまい。
仏壇じまい。
物じまい。
土地じまい。
「いつか考える」ではなく、
「少しだけ確認しておく」。
その小さな一歩が、
将来の家族の負担を減らすことにつながります。
つづく