こんにちはキャリーライフ中川です。
夏の暑さは年々厳しさを増し、
命に関わるレベルに達しています。
特に断熱不足の住宅では、
外気温に近い室温となり、
熱中症や脱水症状のリスクが高まります。
断熱が不十分な家は夏に危険な住環境になる
数字と事例からお伝えします。

【目次】
1-1 日本の猛暑と気温上昇の実態
1-2 高齢者が室内で熱中症になる理由
2-1 断熱不足の家が抱えるリスク
2-2 エアコン効率と光熱費への影響
3-1 断熱が健康寿命を延ばす根拠
3-2 実際にできる断熱改善の方法
4-1 実家や高齢世帯こそ断熱確認を
4-2 暑さ対策が資産価値を守る
1-1 日本の猛暑と気温上昇の実態
気象庁のデータによると、
最高気温35℃以上の「猛暑日」は
過去30年間で約2倍に増加しています。
都市部ではヒートアイランド現象も加わり、
夜になっても気温が下がらない熱帯夜が続きます。
日本の夏はエアコンなしでは命に関わる時代突入しています。
1-2 高齢者が室内で熱中症になる理由
熱中症患者の約4割は自宅で発症しています。
特に高齢者は、
暑さを感じにくく汗をかきにくいため、
脱水症状に気づかないまま体調を崩すことが多いのです。
「電気代がもったいない」とエアコンを
我慢する行動も重なり、
自宅が最も危険な場所ともなっています。
2-1 断熱不足の家が抱えるリスク
断熱性能の低い家では、
昼間に熱が壁や屋根から侵入し、
夜になっても室温が下がりにくい特徴があります。
真夏の室温が35℃を超えるケースもあり、
断熱不足の住宅はサウナ状態になります。
体調悪化だけでなく、家電製品の故障リスクも高めます。
2-2 エアコン効率と光熱費への影響
断熱が弱い家では、エアコンの冷気が逃げやすく、
稼働時間が長くなります。
結果として光熱費が跳ね上がり、
健康を守るために家計が圧迫される悪循環に陥ります。
断熱強化は冷房効果を高め、電気代削減にもつながります。
3-1 断熱が健康寿命を延ばす根拠
国土交通省の調査では、
断熱性能の高い住宅に住む人は冬季だけでなく
夏季も健康リスクが低いと報告されています。
室温が安定することで睡眠の質が向上し、
熱中症や循環器系疾患の発症率が下がります。
断熱は健康寿命を延ばす生活基盤*といえます。
3-2 実際にできる断熱改善の方法
すぐにできる対策としては、
遮熱カーテンの設置や窓に
断熱フィルムを貼る方法があります。
本格的には、二重窓(内窓)や屋根・外壁の
断熱リフォームが効果的です。
費用は数十万円単位となる場合もありますが、
健康と光熱費削減を考えれば投資価値は高いといえます。
4-1 実家や高齢世帯こそ断熱確認を
親世代が暮らす実家は築年数が古く、
断熱が不十分なことが多いのが現実です。
特に木造住宅では外気の影響を受けやすく、
夏の暑さ対策が急務です。
高齢者の命を守るには、実家の断熱確認が欠かせない
4-2 暑さ対策が資産価値を守る
断熱性能を高めることは、
家の資産価値を守ることにもつながります。
省エネ性能の高い住宅は
将来的な売却や賃貸にも有利です。
断熱は健康・快適さだけでなく資産価値をも守る要素
猛暑の日本では、断熱不足の家が
命に関わるリスクを抱えています。
室温上昇が健康を脅かし、
光熱費を増やし、資産価値を低下させるのです。
実家や親世帯の家こそ断熱を確認し、
早めの改善を進めることが、
家族の健康と未来を守る現実的な対策となります。
つづく