こんにちはキャリーライフ中川です。
親の高齢化に伴い、施設入居や長期入院が増えています。
実家はどうなるでしょうか。
誰も住まなくなる実家は、
放置すれば空き家化し、
家族に大きな負担を残します。

【目次】
1-1 親が施設に入居し、誰も住まなくなる場合
1-2 相続人が遠方に住んでいる場合
2-1 空き家放置が生むリスク
2-2 管理できない不動産は負担になる
1-1 親が施設に入居し、誰も住まなくなる場合
親が介護施設や病院に入居すれば、
実家は空き家になります。
短期間なら様子を見ても良いですが、
長期化すると建物は急速に劣化します。
雨漏りやカビ、庭木の放置による害虫発生など、
わずか数年で修繕費が膨らむこともあります。
親が住まなくなった時点で空き家リスクが始まる
1-2 相続人が遠方に住んでいる場合
子ども世代が都市部や他県に住んでいる場合、
実家に戻る可能性は低いでしょう。
管理のために定期的に通うのは現実的ではなく、
数時間かけて往復するだけで大きな負担になります。
遠方に住む相続人にとって、
実家は管理不能な資産になりやすいのです。
2-1 空き家放置が生むリスク
全国の空き家はすでに約900万戸、
うち350万戸は放置空き家です。
放置されると倒壊や火災、
不法侵入といったリスクが高まり、
行政から特定空き家に指定されると
固定資産税の軽減措置も外されます。
空き家を放置するほどコストが増えるという悪循環に陥ります。
2-2 管理できない不動産は負担になる
庭木の手入れや雨漏り修繕など、
最低限の管理にも時間とお金がかかります。
誰も住まない家を維持するために、
年10万円以上の管理コストを支払っている例もあります。
使わない家を維持する負担は、
将来の相続人に重くのしかかります。
誰も住まなくなる実家は空き家化のリスクを抱えています。
親が元気なうちに実家じまいを検討することが、
家族の安心につながります。
つづく