こんにちはキャリーライフ中川です。
台風シーズンに突入しています。
大雨や台風による住宅被害。
浸水、屋根破損、土砂災害など、
いつどのような被害になるか、不安があります。
被害によっては数百万円単位の修繕費がかかの可能性も
住宅が受ける被害を、数字をお伝えします。

【目次】
1-1 大雨による住宅被害の現状
1-2 床下・床上浸水の深刻さ
2-1 台風による屋根・外壁の被害
2-2 窓ガラス破損と二次被害
3-1 修繕費にかかる平均コスト
3-2 火災保険でカバーされる範囲
4-1 空き家や実家が被災するリスク
4-2 家族でできる備えと点検
1-1 大雨による住宅被害の現状
気象庁の統計によると、
近年「線状降水帯」による集中豪雨が頻発しています。
2023年の西日本豪雨では、
全国で約3万棟の住宅が浸水被害を受けました。
都市部でも排水能力を超える雨量が発生し、
「安全」とされてきた地域での被害が増加しています。
1-2 床下・床上浸水の深刻さ
床下浸水は見た目の被害が少なくても、
木材や断熱材に水がしみ込み、
カビや腐食の原因になります。
床上浸水ではさらに深刻で、
修繕費が平均300万円前後、
全損に至ると1000万円以上に膨らむこともあります。
水害は見えない部分の劣化を長期的に残す点が特徴です。
2-1 台風による屋根・外壁の被害
台風シーズンには、
屋根瓦の飛散や外壁の剥離といった被害が目立ちます。
国交省の調査では、
台風による住宅の一部損壊は年間で約5万件以上。
屋根が破損すれば雨漏りが発生し、
家全体の耐久性を著しく低下させます。
2-2 窓ガラス破損と二次被害
風圧や飛来物で窓ガラスが割れると、
家の中に雨風が吹き込み、
家具や家電も被害を受けます。
ガラス1枚の破損が家全体の損害につながるのが台風の怖さです。
シャッターや飛散防止フィルムなどの備えは効果的
設置率はまだ全国で半数未満にとどまっています。
3-1 修繕費にかかる平均コスト
日本損害保険協会の調査では、
台風・豪雨で被害を受けた住宅の修繕費は
平均約200万円とされています。
被害が大規模になると、
全壊で数千万円規模に達することもあります。
修繕費用は貯蓄だけでまかなえる額ではなく、
いざという時の備えがなければ家計破綻の可能性も
3-2 火災保険でカバーされる範囲
火災保険は火事だけでなく、
風災・水災も対象になります。
ただし水害補償を外して契約している世帯も多く、
豪雨被害が補償されないケースもあります。
4-1 空き家や実家が被災するリスク
誰も住んでいない空き家は、
被害を発見するのが遅れるため、
劣化や腐敗が進みやすい特徴があります。
修繕費が膨らむだけでなく、
周囲への被害拡大につながります。
4-2 家族でできる備えと点検
大雨や台風に備えるには、
雨どいの清掃や屋根・外壁の定期点検、
シャッター設置などの小さな積み重ねが重要です。
さらにハザードマップでリスクを把握し、
避難計画を家族で共有しておくことが大事です。
事前の備えが被害額を数百万円単位で減らす
大雨や台風による住宅被害は、
毎年数万棟規模で発生しています。
床上浸水で300万円前後、
屋根被害で200万円以上の修繕費が必要になることも。
家族や実家を守るには、
火災保険の確認と日常的な点検を欠かさないことが必須です。
つづく