こんにちはキャリーライフ中川です。
久しぶりに実家へ帰ったとき、
ふと違和感を覚えたことはないでしょうか。
階段の上り下りが以前よりゆっくりになっていたり、
冬なのに暖房を我慢していたり、
家の中に物が増えて動きにくそうだったり。
親は「まだ大丈夫」「慣れているから平気」
と言いますが、
その言葉をそのまま受け取っていいのか、
心のどこかで引っかかる。
親の家の問題は、
介護や入院といった出来事から始まるように
見えますが、実際にはもっと前から進んでいます。
親の家がいつから「問題」になっていくのか?

【目次】
1- 親の家は突然問題にならない
2- 築年数と年齢は同時に進む
3- 「まだ大丈夫」が続く期間
4- 今できる最小の確認
1- 親の家は突然問題にならない
親の家の問題は、
ある日いきなり起きるものではありません。
多くの場合、5年、10年という時間をかけて、
少しずつ積み重なっています。
・換気扇の音が大きくなる
・給湯器の調子が不安定になる
・床が少しきしむ
1つ1つは小さな変化でも、
積み重なると生活の負担になります。
問題、それが日常に溶け込んでしまうことです。
親自身も
「前からこうだった」「使えているから問題ない」
と感じ変化に気づきにくい。
結果として、何かが起きたときに
こんな状態だとは思わなかったとなる
ケースが少なくありません。
2- 築年数と年齢は同時に進む
親の年齢を意識することはあっても、
家の年齢を意識する人は意外と少ない。
たとえば親が80歳なら、
家は築40年、50年というケースも珍しくありません。
人は体調が悪くなれば病院に行きますが、
家は不調を訴えません。
断熱性能、耐震性、設備の寿命。
これらは年数とともに確実に低下します。
そこに親の体力や判断力の変化が重なると、
住めていた家が住み続けにくい家に変わります。
家と人は別々に老いるのではなく、
同時に年を取る。その前提を持つことが重要です。
3- 「まだ大丈夫」が続く期間
親がまだ大丈夫と言い続ける期間は長いものです。
10年前と同じ感覚で暮らしているケースも多く、
階段や寒さ、掃除の負担が増えていても、
それを当たり前として受け入れてしまいます。
子ども世代に心配をかけたくないという思いもあり、
不便さを口にしないこともあります。
このまだ大丈夫が続いた先に、
急な入院や介護が始まり、一気に選択肢が減る。
問題は大丈夫かどうかではなく、
準備があるかどうかです。
4- 今できる最小の確認
今すぐ結論を出す必要はありません。
まずは最小限の確認で十分です。
・家の築年数は何年か
・名義は誰になっているか
・大きな修繕をしたのは何年前か
・親は「もし1人になったらどうしたい」と思っているか
これらを把握するだけでも、
将来の混乱は大きく減ります。
親の家は、困ってから考えるほど
選択肢が狭まるテーマです。
元気な今だからこそ、
静かに確認しておく意味があります。
問題は起きてからではなく、
気づいたときが始まりです。
将来の負担を減らす第一歩になります。
つづく