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こんにちはキャリーライフ中川です。

先週、大分で大規模火災が発生し、

空き家からの延焼が大きな要因と報道されました。
実は全国の空き家火災は増加しており、

消防庁の統計では

空き家は居住中住宅より約2倍

火災が起こりやすいというデータもあります。
誰も住んでいないから安全ではなく

誰も住んでいないから危険
空き家時代が進む今こそ、

火災リスクと火災保険の役割を

改めて見直す必要があります。

【目次】

1. 空き家火災はなぜ増えているのか?

2. 空き家になると火災保険は補償されない?

3. 空き家時代の“火災保険の役割”とは?

全国で900万戸を超えた空き家(総務省)


管理が行き届かない建物は、
・老朽化
・配線劣化
・枯れ草の堆積
・施錠されず侵入される


など、火災リスクが複合的に高まります。

今回の大分の火災も、空き家から周辺住宅へ

延焼した可能性が指摘されています。

消防庁のデータでは、


放火・放火疑いは空き家の方が2.3倍多い


という明確な数字があります。

理由は簡単で、
・人目がない
・管理されていない
・侵入されやすい


家ほど、火災のきっかけが発生しやすいからです。

空き家の火災は建物の損失に収まりません。


・隣家への延焼
・道路封鎖
・地域コミュニティへの影響


といった、二次被害・三次被害まで広がるのが特徴です。

火災保険は居住実態のある家を前提に作られています。

・長期間無人
・通電・通水が止まっている
・生活の痕跡がない

場合、 一般の火災保険では補償拒否される可能性があります。

そのため、多くの家庭で


親が施設に入り、家が空いているが、保険はそのまま


という状態が発生しており、

これが最大の落とし穴です。

保険会社は事故後に調査を行い、


空き家状態だったと判断されれば

補償の対象外になるケースがあります。

特に問題となるのが、


隣家への賠償責任(失火責任法・民法)

延焼により周囲に損害が出た場合、


所有者が多額の賠償負担を抱える可能性があります。

火災保険の役割は大きく次の2つに変化しています。

① 空き家専用保険の重要性

保険業界では空き家専用の商品が増えています。

特徴は、
・火災・風災・水災・落雷など基本補償
・空き家状態でも補償が成立
・管理状態の記録が条件になる


という点です。

保険料は一般より高くなりますが、


放火・自然災害・老朽化リスクの

増大を考えると合理的な選択肢です。

② 管理記録を残すことが“補償の条件”となる時代に

国交省の空き家実態調査2024では、


管理不足の空き家は 全体の約4割

火災保険は“管理している証拠”が重要になります。
・訪問記録
・写真
・修繕履歴


事故発生時に管理責任を果たしていた

示す根拠になるからです。

人が住まない家ほど、

管理と保険のセットが必須

これが今の時代の現実です。

大分の大規模火災は、

空き家の火災リスクを社会に突きつけました。


火災保険は、家を守るための“最後の砦”であり、


空き家時代では 補償+管理 の両方が欠かせません。

・親が施設入居で家が空いた
・相続前でしばらく無人になる
・売却の予定はあるが半年以上放置中

こうしたケースは、


空き家専用保険+最低限の管理


を今すぐ検討が必要です。

放置は危険を増やし、責任を重くします。


空き家の火災リスクを正しく理解し、


安心して次の選択ができる状態を整える。


これこそが、これからの住まいの防災力です。

つづく