こんにちはキャリーライフ中川です。
全国の空き家は年々増え続け、
すでに900万戸前後に達しています。
空き家をどうにかしなければと分かっていながら、
何年も放置されている家が数多く存在します。
問題なのは、空き家の多くが
管理できていないのではなく、
判断できないまま時間が過ぎているという点です。
【目次】
1- 空き家は分かっていて放置されている
2- お金の不安が判断を止める
3- 気持ちの問題が整理できない
4- 先送りが招く現実的な損失

1- 空き家は分かっていて放置されている
空き家を放置している人の多くは、
問題意識を持っています。
国の調査でも、空き家所有者の約7割が
管理や将来に不安を感じていると回答しています。
それでも行動に移らない理由は、
空き家が今すぐ困る問題ではないからです。
毎月の生活に直結しないため、
優先順位が下がり、
とりあえず現状維持という選択が続きます。
何もしない判断が、結果として放置につながっています。
2- お金の不安が判断を止める
空き家を動かそうとすると、必ずお金の話が出てきます。
・解体費用は150万〜300万円かかるのではないか
・リフォームしても回収できないのではないか
・売却しても数十万円にしかならないかもしれない
こうした不安が、判断を鈍らせます。
特に築30年・40年超の住宅では、
お金をかける=損という意識が強くなりやすく、
結果として何も決められなくなります。
3- 気持ちの問題が整理できない
空き家の多くは、親が暮らしていた実家です。
数字では割り切れない感情が、必ず絡みます。
・売ることに罪悪感がある
・壊すことに抵抗がある
・兄弟姉妹で意見が割れる
この感情面の整理ができないまま、
今は決めなくていいと判断が先送りされます。
空き家問題は、建物の問題であると同時に、
家族の問題でもあります。
4- 先送りが招く現実的な損失
空き家を放置すると、状況は必ず悪化します。
建物は住まなくなると劣化が早まり、
5年放置すると売却価格が大きく下がるケースもあります。
管理不全と判断されると、
固定資産税の軽減措置が外れ、
税額が最大6倍になる可能性もあります。
今は負担が少ない状態が、
将来の大きな負担に変わるのが、空き家放置の現実です。
お金への不安、気持ちの整理、判断の難しさ。
これらが重なり、動けないまま時間が過ぎています。
先送りは選択肢を減らします。
つづく