こんにちはキャリーライフ中川です。
全国で増え続ける空き家。
総務省の調査によると900万戸を超える住宅が
誰も住んでいない状態にあります。
火災の原因の多くは放火や漏電ですが、
空き家の火災発生率は居住中の住宅の約2倍(消防庁調査)
とも言われています。
誰も住んでいない家ほど危険な状態です。
多くの空き家が火災保険の補償外になっている
現実があります。

【目次】
1-1 空き家火災の現状と主な原因
1-2 放置が招く「補償されない」リスク
2-1 空き家専用保険という選択肢
2-2 管理と点検が“補償の条件”になる時代
1-1 空き家火災の現状と主な原因
消防庁の「住宅火災統計(2023年)」によると、
全国の住宅火災のうち約12%が空き家で発生しています。
主な原因は、放火・たき火・電気配線の劣化による漏電。
特に放火による火災は、
居住中住宅の約2.3倍という高い比率を示しています。
空き家では電気が切られているケースが多く、
人の目が届かないことで、
発見の遅れ・延焼拡大につながります。
長期間の放置により、
木材や畳が乾燥して可燃性が高まることも要因の一つです。
1-2 放置が招く「補償されない」リスク
火災保険は、人が居住し、日常的に管理されている建物を
前提としています。
無人状態が長く続くと、
一般の火災保険は補償対象外になる場合があります。
具体的には、
- 通電・通水を止めている
- 家財がなく、生活実態がない
- 長期間訪問していない
条件に当てはまると、
保険会社から空き家扱いと判断されます。
補償が受けられないまま火災が起きれば、
修繕・解体費だけでなく、
隣家への賠償責任を負うリスクも発生します。
2-1 空き家専用保険という選択肢
保険会社では空き家専用保険を販売しています。
特徴は、火災・風災・台風・水災・落雷などをカバーしつつ、
通常契約よりも管理条件を厳格に定めている点です。
定期的な点検(年2回以上)
- 通水・通風を行っているか
- 建物外観・防犯設備の維持状況
賃貸・売却予定がある場合には、
一時的空き家として
短期補償に切り替えるケースもあります。
保険料は通常より高めですが、
放火や自然災害リスクを考えると
安心料として合理的です。
2-2 管理と点検が“補償の条件”になる時代
国交省「空き家実態調査2024」によると、
管理が行き届いていない空き家は全体の約4割(360万戸)
老朽化が進んだ建物は、
火災だけでなく倒壊・雨漏り・漏電など、
複数の危険要因を抱えています。
火災保険の加入だけではなく、
管理しているという実態を残すことが、
今後ますます重要になります。
訪問日記録・写真・修繕履歴などを残しておくことで、
トラブル発生時に“管理責任を果たしていた”証拠となります。
家を空ける時間が長い人ほど、
保険+管理で守る意識が必要です。
人が住まなくても、家を放置しない。
これからの空き家時代における新しい防災の常識です。
つづく