こんにちはキャリーライフ中川です。
税金が増える仕組みと注意点
固定資産税の相談で多いのが、
「空き家にすると税金はどうなるのか」という疑問です。
親の家をそのままにしている方や、
相続後に使っていない家を抱えているケースは増えています。
多くの方が
「住んでいないから税金は下がるのでは」と考えますが、
実際は逆に負担が増える可能性があるのが現実です。
条件によっては、
固定資産税が大きく上がるケースもあります。
空き家と固定資産税の関係を、仕組みと数字で整理します。

【目次】
1- 住宅があると税金は大きく下がる
2- 空き家でもすぐ税金は上がらない
3- 特定空き家になると税金は増える
4- 長期で見ると負担はどうなる
1- 住宅があると税金は大きく下がる
固定資産税は、住宅が建っている土地に対して
大きな軽減があります。
200㎡までの部分は
評価額が1/6に軽減されます。
例えば
評価額 1,200万円
軽減後は約200万円となり、
税額は約2万8,000円程度になります。
一方で軽減がない場合は
約16万8,000円
約6倍の差が出ます。
この軽減が、税負担を大きく左右します。
2- 空き家でもすぐ税金は上がらない
家に住んでいなくても、
建物が残っていれば
軽減は継続されます。
・居住中 → 約3万円
・空き家(未使用) → 約3万円
税額は変わらないケースもあります。
このため、空き家でも問題ないと考えがちですが、
ここに落とし穴があります。
3- 特定空き家になると税金は増える
管理されていない空き家は、
特定空き家に指定されることがあります。
・倒壊の危険
・衛生上の問題
・景観の悪化
などが基準です。
この場合、住宅用地の軽減が外れます。
例えば
評価額 1,200万円
・軽減あり → 約2万8,000円
・軽減なし → 約16万8,000円
約6倍に増加します。
ここが最大のリスクです。
4- 長期で見ると負担はどうなる
空き家は税金だけでなく、
維持コストもかかります。
・固定資産税 約10万円
・管理費 約5万円
年間合計約15万円=10年で約150万円
の負担になります。
さらに老朽化が進むと
・修繕費
・解体費
も必要になります。
放置すると
・売れない
・使えない
・負担だけ残る
状態になります。
空き家はすぐに税金が上がるわけではありませんが、
管理状態によっては大きく負担が増える可能性があります。
特に実家をそのままにしている場合、
知らないうちにリスクが高まっていることもあります。
重要なのは「今は大丈夫」ではなく、
将来どうなるかを考えることです。
早めに整理することで、
将来の負担は大きく変わります。
つづく