こんにちはキャリーライフ中川です。
地域に広がる影響と、家族に降りかかる負担
福山市の空き家は10年で約4,000棟増え、
調査では管理不全の可能性がある物件が
増加していると報じられています。
これは福山市だけではありません。
全国でも空き家は900万戸を超え、
都市部・地方を問わず、
リスクが身近な問題として広がっています。
空き家の危険は倒壊しそう、
草が伸びているといった表面的な
ものだけではありません。
家族の精神的負担、相続トラブル、
地域の安全性低下など、
目に見えにくい影響が大きく、かつ深刻です。

【目次】
1 老朽化だけではない、空き家が抱える複合リスク
2 火災・防犯・災害リスクが増幅する理由
3 家族にのしかかる「心理負担」と「金銭負担」
4 空き家を放置するほど選択肢が狭まる現実
1 老朽化だけではない、空き家が抱える複合リスク
福山市の調査では、
約3,000件以上が再利用できる可能性があるとされる一方、
・管理不全に近づいている
・周辺住民から相談が寄せられている
などの状況が示されました。
空き家が問題になる理由は、
老朽化だけではありません。
複合的なリスクが重なるためです。
1)屋根・外壁の損傷による倒壊リスク
2)庭木の繁茂、害獣の侵入
3)ゴミの不法投棄
4)近隣住民の生活不安
5)災害時の危険物件としての指定
地域全体の安心が揺らぐため、
行政も放置できない状況になっています。
全国でも同様の傾向があり、
空き家を抱える自治体は、
・危険空き家の対策費用が急増
・苦情件数が5年前の1.5倍
といった問題を抱えています。
2 火災・防犯・災害リスクが増幅する理由
空き家が増えると、火災リスクも高まります。
全国の統計では、空き家火災は
過去10年で約1.3倍に増加しています。
火災や犯罪が起こりやすくなる理由は明確です。
・人の気配がない
・管理の手が入らない
・住民の監視の目が行き届かない
そのため、
・放火
・住居侵入
・不法占拠
といったリスクが増幅します。
災害時には倒壊しやすく、
道路をふさぐなど、
二次被害につながる可能性も指摘されています。
空き家は存在するだけで地域の安全性を下げる
特性があり、問題が表面化する前に
対処すべきテーマになっています。
3 家族にのしかかる「心理負担」と「金銭負担」
空き家が家族に与える負担は、
地域リスク以上に深刻かもしれません。
1)実家の維持費(固定資産税・草刈り・点検)の増大
2)遠方に住む場合の管理負担
3)兄弟間での意見調整の難しさ
4)相続後、決められないまま年月が過ぎる心理的負担
壊れそう、近隣から苦情が来るかもしれない
という不安は、日常的なストレスとして蓄積されます。
家の劣化が進むほど、
修繕費 → 解体費 → 売却の難易度
が比例して上がります。
本来なら再利用できた家も、
判断が遅れたことで
負の資産へ変わるケースは少なくありません。
福山市のデータで、
半数以上が再利用可能とされているのは、
「早く動けば選択肢がある家が多い」
ということです。
4 空き家を放置するほど選択肢が狭まる現実
空き家は時間が経つほど、選択肢が失われます。
・価値が下がる
・管理コストが上がる
・売却に不利
・災害リスクが高まり行政対応が必要になる
・家族内の調整が難しくなる
特に実家の問題は、
親が元気なうちに話しておかないと取り返しがつかない
という現実があります。
つづく