こんにちはキャリーライフ中川です。
地域を変える新しい活用法
全国で約900万戸にまで増えた空き家。
相続や高齢化により
使い道がないまま放置されるケースも多い中、
注目されているのが“民泊への転用です。
訪日外国人が3,000万人を超え、
地方でも宿泊需要が急増する中で、
空き家は地域の資源に変わる可能性を持っています。
空き家を民泊にするには
行政手続きや設備投資が必要で、
成功するためのポイントを
見極めることが欠かせません。

【目次】
1 空き家増加と宿泊需要の変化
2 地方こそ民泊ニーズが高まる理由
3 空き家を民泊に転用する基本の流れ
4 空き家が“地域価値”へ変わる仕組み
- 空き家増加と宿泊需要の変化
総務省の調査では空き家は約900万戸。
特に地方では使われない家が年々増え続け、
管理コストだけが重くのしかかる状況が続いています。
訪日外国人は2024年に3,000万人を突破し、
地方観光の人気が高まっています。
空き家の増加と宿泊需要の拡大が
同時に進む中で、
自治体や観光事業者は空き家を
民泊に転用する動きに注目しています。
都市部ではホテル建設が進んでいますが、
地方では宿泊施設の不足が顕著で、
古民家や空き家はその需要を受け止める
受け皿として評価されています。
空き家問題と観光ニーズの重なりが、
民泊化を後押ししているのです。
2 地方こそ民泊ニーズが高まる理由
いま外国人旅行者の行動は、
東京・大阪だけから地方での体験型旅行へ
自然・文化・街並みを楽しむ“ローカル志向”が進み、
全国で宿泊需要が偏りなく広がっています。
ただし地方では、
・ホテルがない
・建築規制で新たな宿泊施設を作れない
・観光協会や自治体が宿泊需要に対応できない
といった問題があります。
空き家を宿泊施設として転用する流れが注目されます。
空き家が多い地域ほど宿泊不足が深刻
逆転現象が起きているため、
空き家民泊は地域の観光基盤づくりに直結します。
移住希望者のお試し居住としても活用され、
地域への関係人口を増やす効果も期待できます。
3 空き家を民泊に転用する基本の流れ
空き家を民泊として活かすには、
① 建物診断(劣化・耐震・水回り)
② 行政相談(民泊 or 簡易宿所)
③ 消防設備の整備
④ 近隣への説明
⑤ 家具・設備の導入
⑥ 運営体制の決定
といったステップが必要です。
民泊には大きく2種類があります。
・年間180日まで営業の「住宅宿泊事業」
・営業日数制限のない「簡易宿所」
いずれも基準が異なるため、
計画時点での選択が重要となります。
特に古い空き家は
・配線劣化
・水回りの腐食
・雨漏り
などの問題があり、改修費に差が出ます。
事前に建物状態を把握することで、
改修費の予測と収支計画の精度が大きく変わります。
空き家活用は建物の健康状態を知ることから始まります。
4 空き家が“地域価値”へ変わる仕組み
民泊化は単なる空き家活用ではなく、
地域の経済・文化に良い影響をもたらす取り組みです。
宿泊利用者は、
・飲食店
・タクシー
・商店街
・観光施設
にお金を落とし、地域全体の消費を押し上げます。
地域の暮らしを体験する機会として人気があり、
農業体験・古民家体験・地域文化体験など、
地域オリジナルの価値が生まれます。
空き家はそのまま放置すれば負動産になりますが、
民泊として活用すれば滞在価値が生まれ、
建物の資産価値も上昇します。
使うことで劣化が進みにくくなるメリットもあり、
空き家管理よりも合理的な選択肢になる場合があります。
空き家は負担から地域資源へ転じる可能性を持っています。
つづく