こんにちはキャリーライフ中川です。
実家を整理する3つの選択肢
親の家に借金がある。
老朽化が進んでいる。
遠方で管理できない。
こうした理由から、
相続放棄を考える方は少なくありません。
しかし本当にそれが最善かどうかは、
状況によって大きく変わります。
放棄は強い制度ですが、
最後の選択肢であることも多いのです。

【目次】
1- 相続放棄のメリットと限界
2- 売却という現実的な出口
3- 解体して土地活用する選択
4- 事前整理がコストを下げる理由
1- 相続放棄のメリットと限界
相続放棄の最大のメリットは、
借金を引き継がないことです。
しかし一方で、
・空き家が残る
・近隣リスクが残る
・手続き費用がかかる
放棄後に管理人を選任すれば、
数十万円〜100万円程度の費用が必要になる場合もあります。
ゼロになると思っていた負担が、
別の形で発生することもあります。
2- 売却という現実的な出口
老朽化していても、
土地として売却できる可能性があります。
例えば、
土地価格800万円
解体費200万円
実質手取りは約600万円。
もちろん地域差はありますが、
放棄して管理費を払い続けるより、
早めに出口を決めたほうが合理的なケースもあります。
重要なのは、相場を知らずに
価値がないと決めつけないことです。
3- 解体して土地活用する選択
築40年以上の木造住宅は、
修繕より解体が合理的な場合もあります。
解体費は150万〜300万円が目安。
更地にすると固定資産税が上がるケースもありますが、
売却の幅は広がります。
また、駐車場や貸地として
年間数十万円の収益を得られる可能性もあります。
放棄は「手放す」選択。
活用は「残す」選択。
方向性がまったく違います。
4- 事前整理がコストを下げる理由
最も重要なのは、
親が元気なうちの整理です。
・名義の確認
・借入の有無
・建物の状態
・売却可能性
これを把握しておくだけで、
将来の選択肢は大きく変わります。
相続発生後に慌てると、
時間制限(3か月)もあり、
冷静な判断が難しくなります。
早めに動くことで、
数十万円単位の差が出ることもあります。
相続放棄は有効な制度ですが、
万能ではありません。
・売却
・解体
・活用
・事前整理
選択肢を並べてから判断することが大切です。
放棄する前に、一度立ち止まることが未来を変えます。
つづく