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こんにちはキャリーライフ中川です。

残価設定ローンのデメリット
これからの住宅ローンが

どう変わっていくのか
を現実的な視点でお伝えいたします。

【目次】

1 残価は「保証された価値」ではない
2 売れない・下がるリスクは誰が負うのか
3 高齢期に残る「最後の支払い問題」
4 これからの住宅ローンはどう変わるのか

最大の注意点は、


残価は将来保証されている金額ではない


ということです。

・不動産市況の変化
・金利上昇
・地域の人口減少
・建物の劣化

これらによって、


想定した残価より実際の売却価格が

下回る可能性は十分にあります。

その差額は、


借主が負担するのが原則です。

残価設定は、


・売れること
・一定の価格がつくこと


が前提のローンです。

しかし、


・立地が悪い
・築年数が進んだ
・管理状態が悪い
・周辺に空き家が増えた

こうした条件が重なると、


売却自体が難しくなります。

特に地方や郊外では、


売る前提のローンほど慎重さが必要になります。

40〜60代が最も注意すべきなのが、


高齢期に残価の支払い判断が来る可能性です。

・年金生活で一括返済できない
・売却したくても住み続けたい
・次の住まいが決まらない

この状態で判断を迫られると、


選択肢は一気に狭まります。

月々が楽だった分、最後が重い


これが残価設定ローンの本質です。

今後の住宅ローンは、


「完済前提」から「出口前提」


へと考え方が変わっていきます。

・住み替え
・売却
・賃貸化
・相続

住宅ローンは、借りることより


どう終わらせるかが重要な時代になります。

残価設定ローンは、


出口を描ける人にとっては有効


描けない人にとってはリスク


その差がはっきり分かれる仕組みです。

住宅を「所有」から「利用」へ近づける制度です。


しかし、万能ではありません。

40〜60代に必要なのは、


・家の出口
・住み替え
・実家との関係
・老後の住まい


をセットで考える視点です。

住宅ローンの形が変わる今こそ、


どんな家に、いつまで住むのか


を整理するタイミングと言えるでしょう。

つづく