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こんにちはキャリーライフ中川です。

冬の寒さが体に与える意外な影響は?

冬になると家の中が寒い朝起きるのがつらい

と感じる人は多いでしょう。
寒さが健康や寿命に大きな影響を与えます。
環境省の調査によると、

断熱改修を行った家庭では、

冬の平均室温が約3.5℃上昇

医療費が約12%減少

結果が出ています。
家の断熱性能は、単なる快適性ではなく、

健康寿命を左右する重要な要素になりつつあります。

【目次】

1-1 家の寒さが引き起こす健康リスク
1-2 ヒートショックと室温の関係
2-1 断熱改修がもたらす健康効果
2-2 これからの住まいに求められる断熱基準

日本の住宅は、欧米諸国に比べて

断熱性能が低いと言われています。


冬の室温が10℃以下になる家庭も少なくなく、


寝室や脱衣所との温度差が大きいほど、

体調に悪影響を及ぼすことが明らかになっています。


寒い室内では、血圧が急上昇し、

心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まります。


特に高齢者にとって、

寒暖差によるストレスは命に関わる要因にもなります。


家の温度が健康に直結するという意識は、

まだ十分に浸透していません。

冬場の入浴中に倒れる事故の多くは、

ヒートショックによるものです。


暖かい部屋から冷えた脱衣所や浴室へ移動することで、


血圧が急激に変動し、

失神や心停止を起こすケースがあります。


厚生労働省の統計では、

ヒートショックによる死亡者は年間約1.9万人


交通事故死者数の約5倍にもなります。


家全体の断熱性能を高め、

どの部屋でも一定の温度を保つことが、


命を守る最も確実な住まいの改善策といえます。

環境省が2024年に行った調査によると、


断熱改修を行った住宅では、

居住者の平均室温が3.5℃上昇し、


手足の冷え、朝のだるさなどが大きく改善しました。


光熱費削減に加え、

医療費が平均12%減少する傾向も確認されています。


住宅の温熱環境を整えることが、

予防医療の一環として機能していることを示しています。



国は2027年度からすべての新築住宅に

省エネ基準適合を義務化する方針を決定しました。


現在、断熱性能を示す断熱等級は7段階に分けられ、


等級5以上を満たす住宅が新築の43%に達しています。


等級5はZEH(ゼロエネルギー住宅)相当で、


冬は暖かく、夏は涼しい空間を実現できる基準です。


一方で、既存住宅の多くは等級2〜3にとどまり、


断熱改修の重要性が今後高まるとみられます。


住まいの温度を上げることは、

家族の健康を守る最大の投資と言えるでしょう。

家の温度を整えることが何よりの予防策です。

その第一歩は、断熱性能の見直しから始まります。

つづく