こんにちはキャリーライフ中川です。
室内温度と健康リスクの現実
冬は寒いのが当たり前
そう思って、寒さを我慢していないでしょうか。
住宅の寒さは快適性の問題だけでなく、
健康リスクとして明確に指摘されています。
室内温度と健康の関係を、
数字と国際基準をもとにお伝えいたします。

【目次】
1- 室内温度はどれくらい下がっているのか
2- ヒートショックはなぜ起きるのか
3- 国際基準から見た日本の住宅
4- 健康を守るための住まいの考え方
1- 室内温度はどれくらい下がっているのか
冬の日本の住宅では、
暖房をつけていない部屋の室温が
10℃以下になることも珍しくありません。
特に築30年以上の住宅では、
・リビング:18〜20℃
・廊下、脱衣所:8〜12℃
といった温度差が生じやすくなります。
この差は8〜10℃以上になることもあり、
体への負担は想像以上です。
人の体は急激な温度変化に弱く、
血圧が短時間で大きく変動します。
2- ヒートショックはなぜ起きるのか
ヒートショックとは、
急激な温度変化によって血圧が上下し、
心臓や脳に負担がかかる現象です。
暖かいリビングから寒い脱衣所、浴室へ移動すると、
血管が収縮し、血圧が急上昇します。
その後、湯船につかることで血圧が急低下します。
この短時間での上下動が、
失神や心筋梗塞、脳卒中に
つながるリスクを高めます。
冬場に多い家庭内事故の一因として、
広く知られるようになっています。
3- 国際基準から見た日本の住宅
世界保健機関(WHO)は、
室内温度は18℃以上を維持することが
望ましいとしています。
一方、日本の住宅では、
冬場に18℃を下回る部屋が複数ある家が多く存在します。
つまり、日本の多くの住宅は、
国際基準から見ると寒すぎる環境
にあると言えます。
これは個人の生活習慣ではなく、
住宅性能の問題です。
4- 健康を守るための住まいの考え方
寒さ対策は、健康対策でもあります。
暖房器具を増やすだけでは、
部屋ごとの温度差は解消しません。
重要なのは、
・室温差を小さくする
・最低室温を下げすぎない
・熱が逃げにくい家にする
という考え方です。
断熱性が改善されると、
室内温度が2〜3℃上がるだけでも、
血圧変動が穏やかになることが分かっています。
家は、体を休める場所であるべきです。
住宅の寒さは、我慢で乗り切るものではありません。
数字が示しているのは、
寒い家ほど健康リスクが高まるという現実です。
住まいを健康を守る場所として見直す時期に来ています。
暖かさは贅沢ではなく、安心して暮らすための条件です。
つづく