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こんにちはキャリーライフ中川です。

土地評価額の仕組み

もうすぐ固定資産税の納税通知書が届く時期です。

「地価が上がっているのに税金はそこまで上がっていない」

「これから一気に上がるのでは」

と感じる方が増えています。

特に近年は地価上昇のニュースも多く、

不安を感じやすい時期です。

固定資産税評価額は公示地価を基準に決まるため、

無関係ではありません。

地価が上がっても税額が急に跳ね上がるケースは少ないのが実情です。

今回は、固定資産税評価額の基本と

「なぜ急に上がらないのか」を数字で整理します。

固定資産税評価額とは、

市町村が決める「課税の基準となる価格」です。

売買価格とは異なり、

税金を計算するための数値で、

原則として3年ごとに見直しされます。

例えば評価額が1,000万円と記載されていても、

そのまま売れる価格ではありません。

この評価額は、あくまで課税の基準としての役割を持っています。

「評価額が高い=資産価値が高い」と判断しがちですが、

実務では必ずしも一致しません。

評価額の基準となるのが公示地価です。

一般的には、公示地価を100%とすると、

固定資産税評価額は約70%程度に設定されます。

例えば公示地価が1,000万円の場合、

評価額は約700万円が目安です。

つまり評価額は市場価格をそのまま反映しているわけではなく、

一定の割合で抑えられています。

地価が上昇していても、

その影響はそのまま税額に直結しない仕組みになっています。

固定資産税が急に上がらない理由は3つあります。


①評価は3年ごとで毎年見直されない
②負担調整措置により、税額の上昇は前年の約1.2倍程度に抑えられる
③課税標準額が段階的に調整される

例えば前年の税額が5万円の場合、

翌年は最大でも約6万円前後となるケースが一般的です。

重要なのは、税金は評価額ではなく

「課税標準」で計算される点です。

課税標準は600万円→650万円→700万円のように

段階的に上がるため、地価上昇があっても税額はゆっくり反映されます。

固定資産税は「課税標準×1.4%」で計算されます。

例えば課税標準が700万円の場合、

税額は約9万8,000円です。

ただし住宅が建っている土地は大きく軽減されます。
・200㎡まで → 1/6
・それ以上 → 1/3

例えば同じ評価額1,000万円でも
住宅あり → 約2万円台
更地 → 約14万円前後

と、約7倍の差が出ることがあります。

固定資産税は「評価額」だけでなく

「土地の使い方」によって大きく変わるのが特徴です。

固定資産税評価額は、公示地価を基準にしながらも、

3年ごとの見直しや負担調整、

課税標準の仕組みによって急激な変動が抑えられています。

重要なのは「評価額が上がった=すぐ税金が上がる」ではないことです。

通知書を見る際は、評価額だけでなく

課税標準の推移や軽減の有無を確認することがポイントになります。

つづく