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こんにちはキャリーライフ中川です。

所得で差がつく時代へ

シニア世代の医療費負担を

収入や金融所得に応じて変える

制度見直しが本格的に検討されています。
これまで高齢者の医療費は年齢によって

一律の軽減が行われてきましたが、

人口構造の変化と財政の逼迫により、

能力に応じた負担へ変更する案となっています。

【目次】

1 なぜシニア世代の医療費が見直されるのか
2 所得で変わる「負担」と「軽減」の構造
3 医療費負担の将来像──今議論されている方向性
4 シニア世帯が今から備えるべき視点

高齢化が進み、75歳以上人口は増え続けています。

医療費全体に占める高齢者医療は約60%に達し、

現役世代(15〜64歳)

ひとり当たりの医療保険料の負担が重くなっています。


財政状況の厳しさから、

政府は現役世代の負担だけでは持続できないと判断し、

能力のある高齢者には応分の負担を”

という方針を強めています。


年金だけでなく 金融所得(株・配当・売却益など)

負担能力として評価 する案が示されました。

背景には、
・高齢者でも資産運用で収入がある層が増えている
・年齢のみを基準に軽減するのは不公平
・現役世代の負担が限界に近づいている


といった構造問題があります。


平等から公平へ移行する、時代ともいえます。

現行制度では75歳以上の窓口負担は原則1割

一部所得の高い人だけ2割となっています。

新たな案では、


・年金収入+金融所得(株・配当・不動産)を合算
して負担能力を評価し、
・窓口負担割合
・医療保険料


の両方を段階的に変えていく仕組みが検討されています。

例えば、


・所得200万円以下 → 現行の軽減維持
・所得300〜500万円 → 負担割合を2割へ
・所得500万円超 → 負担割合を2〜3割へ


といったイメージです。

金融所得への課税強化や、

保険料の算定基準との連動も検討されており、


資産を多く持つ高齢者ほど負担が増える構造

一方で、所得が少ない世帯については、


・高額療養費制度の維持
・低所得者の保険料減免


など、従来の軽減策が残される方向です。

方向性は大きく3つあります。

① 金融所得も含めた「総合所得」で負担を決める

配当・株売却益など、

これまで保険料と連動しにくかった所得も

評価対象に入れ、負担の公平性を高める。

② 高所得層の窓口負担割合をさらに引き上げる
現行の1〜2割から、

一定所得以上は2〜3割へ引き上げる案がある。

③ 医療保険料自体の上限の見直し
現役世代だけでは支えられないため、

高齢者保険料も段階的に増える可能性がある。

見直しは高齢化した社会を維持するための構造改革

と位置づけられており、

今後5〜10年で段階的に適用される

可能性が高いとみられています。


高齢者医療をめぐる議論は、


年齢で一律から所得で段階へ移行となりそうです。

制度変更に備えてシニア世帯が考えるべきことは、

医療費だけではありません。


負担増は住まい・資産・生活全体の設計に影響します。

まず必要なのは、

・生活費(医療・介護)の増加を前提にした資金計画


老後の医療費は、夫婦で平均700万〜900万円

この数字が制度改正でさらに増える可能性があります。


・住まいと資産の見直し


維持費のかかる実家・空き家の整理、

断熱改修やバリアフリー化など

住宅投資は、長期の生活安定につながります。

住まいの固定費を最適化することは、

シニア世帯にとって非常に現実的な備えです。


・家族との対話(相続・介護の方針)


誰が親の医療・介護費を負担するのか、

どの資産をどのタイミングで手放すのか。

早めに検討することで、制度変更を柔軟に対応ができる。


今後の暮らし・住まい・資産すべてに関わる大きなテーマ

となります。

つづく