こんにちはキャリーライフ中川です。
最近、東京など都心エリアで
わずか9平方メートルの“極小”アパート
若い世代を中心に人気を集めているという
ニュースが話題になっています。
たとえば、
9平方メートルというと、
畳で言えば約3枚分ほど。
狭くて収納も限られる住まいですが、
若者の間では立地と低賃料を
優先する暮らし方として受け入れられています。
この背景には、
都市部の高い家賃、暮らし方の価値観の変化、
働き方や生活スタイルの多様化があります。
狭い住まいが選ばれる理由についてお伝えいたします。

【目次】
1- 9平方メートルのアパートとは
2- 人気の背景──立地・賃料・ライフスタイル
3- 若者の価値観と“ミニマル生活”
4- 私たち世代にとっての示唆
1- 9平方メートルのアパートとは
東京都心のごく近くで、
9平方メートル前後の「極小」アパートが
若者の間で注目されています。
・寝るスペース
・シャワー
・トイレ
・簡単なキッチン
日常生活に必要な機能が最小限に備わっています。
家賃は通常のワンルームより安く、
立地が良い物件でも比較的手が届きやすい
価格帯で借りられるのが特徴です。
2- 人気の背景─立地・賃料・ライフスタイル
この極小住まいが選ばれる理由には
・立地の良さ
都心近くに住みたいけれど高い家賃は払えない
という希望を叶える選択肢になっています。
・家賃負担の軽減
通常のワンルームと比べて家賃が抑えられるため、
貯蓄や趣味、経験への投資に回せるという
メリットがあります。
・通勤・生活時間の効率化
駅や職場に近い住まいは、移動時間の短縮につながり、
時間的な余裕を生みます。
暮らしの重心の置き方が、従来とは違う
価値観として若い世代に広がっています。
3- 若者の価値観と“ミニマル生活”
ミニマリズム「所有より体験」「物より時間」という
価値観は、若い世代の暮らし方の根底にあります。
家の広さより、
利便性・自由・人生の柔軟性を重視する傾向です。
狭い住まいを選ぶことで、
・余計な家具や所有物が減る
・生活費が下がる
・貯蓄や旅行、自己投資につながる
というポジティブな側面が語られています。
ミニマルな暮らしには精神的な軽さがあり、
居心地の良さにつながるという声もあります。
生活空間そのものをコンパクトにすることで、
日々の負担が減り、余計なことに
悩む時間が少なくなるという価値観です。
4- 私たち世代にとっての示唆
40〜60代の私たちの世代から見ると、
「狭い家を選ぶ」という発想は
一見極端に映るかもしれません。
しかし、
この動きは住まいの価値の多様化を示すものでもあります。
・住まいは「資産」か「生活の基盤」か
・広さはどこまで必要なのか
・家族のライフステージはどう変わるのか
といった問いは、実家の使い方や住み替え、
資産としての家のあり方を考えるうえで、
重要な示唆を与えてくれます。
特に、
・子どもが独立した後の家の使い方
・高齢になったときの住まいのサイズ
・移住や地方生活という選択肢
など、住まいの重さをどう捉えるかを
考える良いきっかけになるでしょう。
つづく